フィールドワーク 中国という現場、人類学という実践
西澤治彦,河合洋尚 編
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出版社:風響社 |
出版年:2017年06月 |
コード: 554p ISBN/ISSN 9784894892422 |
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調査が可能となって30年。変貌し続ける中国に向き合い、様々な主題を掲げ、新たな方法を模索し続けたフィールドワーカー達。本書は、老壮青それぞれの立場で描く実践の記録であり、新たな人類学への大いなる挑戦である。
目次: はじめに(西澤治彦,河合洋尚) 問題提起 中国人類学のフィールドワークを巡る諸問題(西澤治彦)
●第一部 フィールドの現場から 巻頭エッセー 私のフィールドワークを振り返って(末成道男) インタビュー 末成先生を囲んで(末成道男/瀬川昌久,桐本東太,西澤治彦) 「反復型」調査の有効性――広東省珠江デルタでのフィールドワークから(長沼さやか) ハニ族の村で暮らす――現地適応型フィールドワークの技法(阿部朋恒) 「宗教」をはみ出す――雲南のムスリムのなかでのフィールドワーク(奈良雅史) チベット族とボン教のフィールドワーク――縁をたぐり寄せ、できることをすること(小西賢吾) 同僚として、調査者として――広州の会社でフィールドワークした「私の経験」(田中孝枝) フィールドワークにおける協働関係――陝北農村に「日本の女」として暮らす(丹羽朋子) 貴州省で山歌と出会う――出来事指向のフィールドワーク(梶丸岳) 座談会 現代中国におけるフィールドワークの実践(稲澤努,藤野陽平,横田浩一,小林宏至,兼城糸絵,川瀬由高,河合洋尚)
●第二部 フィールドワークと民族誌 巻頭エッセー 現地調査で学んだこと──エスニック・グループという視点(田仲一成) インタビュー 田仲先生を囲んで(田仲一成/瀬川昌久,西澤治彦) 中国社会のフィールドワークの可能性――華北地域における共同調査の経験から(佐々木衞) 「調査」と「フィールドワーク」を巡る考察――陝西の農村および都市での経験から(田村和彦) 住み込みと継続的なフィールドワーク――広東省珠江デルタにおける経験から(川口幸大) 一〇 おわりに――フィールドワークを通した異文化理解 都市調査とマルチサイト民族誌――広東省を中心として(河合洋尚) 自社会人類学のフィールドワーク論──中国の経験から(劉正愛) 歴史学者の行うフィールドワーク――江南地域社会史調査の場合(佐藤仁史) フィールドと文献研究の狭間で――江蘇省における調査経験から(西澤治彦) ●総合討論会 中国におけるフィールドワークと人類学の可能性(瀬川昌久,聶莉莉,菊池秀明,河合洋尚,西澤治彦)
あとがき(西澤治彦,河合洋尚) 索引
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