モンゴルの親族組織と政治祭祀 オボク・ヤス(骨)構造
上製
楊海英
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出版社:風響社 |
出版年:2020年04月 |
コード: 328p ISBN/ISSN 9784894891609 |
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ヤス(骨)のもつ社会的機能と象徴的意義に注目、従来のオボク=氏姓論を超えて、モンゴル人の政治原理と社会構造を明らかにした大著。
目次 まえがき 第1章 モンゴルの親族組織に関する記録と研究 1 モンゴル人の記録と記憶 2 モンゴルの親族組織に関する人類学的研究 3 日本のモンゴル研究のなかのオボク解釈 4 先行研究の総括と本書の目的 第2章 オルドス万戸とオルドス地域 1 モンゴルのなかのオルドス万戸 2 オルドス地域の歴史 3 清朝時代の旗制度とオボクの編成 4 オルドス・モンゴル人の生活 第3章 オボク・ヤス構造 1 モンゴル人自身のオボクとヤスに対する認識 2 ヤスの階層性と象徴性 3 ヤス・タイ・オボク 4 ヤス・ウグイ・オボク 5 ヤスの形成と消失に関する仮説
第4章 チンギス・ハーン祭祀とオボク・ヤス集団 1 チンギス・ハーンの祭殿「八白宮」 2 祭祀者ダルハトのオボクとヤス 3 八白宮の祭祀に貫徹された系統理念
第5 章 オボク集団の祭祀 1 旗ダルハトのオボクとヤス 2 「旗ダルハト」が主宰する「白宮」 3 オボク集団の祭祀 4 オルドス祭祀の全体的調和性と政治的統合性
第6 章 オボク・ヤス構造とその機能の歴史的変容 1 遊牧社会における「オボク・ヤス構造」 2 「八白宮」祭祀の統合機能 3 ヤスとオボクの現状
あとがき 補記――オルドスとウズベキスタン 引用文献 索引 写真・図表一覧
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