文革下の北京大学歴史学部 「牛棚」収容生活の回想
上製
郝斌/華立,姜若冰,伍躍,田中幸世 訳
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出版社:風響社 |
出版年:2020年03月 |
コード: 304p ISBN/ISSN 9784894891562 |
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北京大学元副学長の描いた若き日の文革体験。 「牛棚」〔牛小屋〕と呼ばれた北京郊外収容施設の、屈辱と暴行と強制労働の3年間。その日々を理性的に、時にユーモアを交え活写。さらに被害者となった教授陣だけでなく、加害者の学生たちの立場をも冷静に分析。歴史家の洞察力に満ちた手記であり、すべての犠牲者への哀惜と鎮魂の書である。
目次: 日本語版読者のみなさんへ(郝斌) 著者 郝斌先生について(藤本和貴夫) 北京大学構内図(1960年代)・北京市全図 1 序章 2 三号院入口の対聯 3 「牛棚」の外に置かれた「牛鬼蛇神」 4 「陰陽頭」旋風 5 向覚明、覚り難く明なり難し 6 太平荘へ強制連行 7 閻文儒、師に侍すること親の如し 8 楊人楩、夜の断崖で糾弾される 9 縛りが緩む 10 太平荘での再拘束 11 夜の点呼 12 「牛鬼蛇神」の間で 13 人道的な拷問? 拷問における人道? 14 「単兵教練」 15 「山花爛漫」――手紙事件 16 鄧広銘、小を以て大を制す 17 余韻 18 付録――貼り出せなかった一枚の大字報 訳者あとがき(華立) 北京大学文革史関連年表 北京大学関係者人名リスト 索引
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