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福建師範大學文學院百年學術論叢(第7輯) 4 臺灣基督教史
林金水 主編
出版社:萬卷樓圖書股份有限公司
出版年:2023年01月
コード:488434   446p  23cm ISBN/ISSN 9789864788071
 
価格 7,480円
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『福建師範大学文学員百年学術論叢』シリーズ第7輯は、福建地区(特に泉州・漳州・アモイなど)と対岸の台湾漢族居住区を重点的な考察対象としている。福建と台湾は、地理環境・生活習俗・民間信仰・血縁宗族などの要素から形成された、ゆるやかな文化的共通性を備えている。本書はその第4巻で「台湾キリスト教史」を扱う。
 本書は、台湾のキリスト教会の歴史とその現状についての研究として、中国大陸では初めての包括的かつ体系的な専門書。時系列に沿った記述と、重要な出来事に沿った記述とを交差させ、台湾キリスト教史について詳細かつ正確に記録するとともに、福建台湾間の歴史的な経緯と民族的感情を客観的に反映した、学術的価値と社会的価値を兼ね備えた一冊となっている。
 本書ではキリスト教が台湾に伝播した歴史を4期に分け、それぞれの時期における発展状況について、簡にして要を得た論述を行っている。その内容について紹介すると、まず、オランダ統治期のキリスト教の台湾における伝播を中国キリスト教史のはじまりとし、中国におけるミッションスクール運営や布教の先鞭をつけたとする。また、アヘン戦争後のイギリスとカナダの宣教師による医療伝道は、キリスト教の台湾伝播の新たな段階であり、2百年ほど途絶えていた台湾キリスト教を復興したとする。この時期は「三自運動」も始まり、彼らと現地人との間に訴訟や外交にかかわる事件がみられるようになった。そして、日本統治期は、キリスト教の台湾伝播はやや低調であったとする。以上の3期をみると、宣教師の布教手段は時期によって異なるものの、すべて武力的な手段を後ろ盾にしたものでもあった。現実的な利益こそ華人が入教する基本的動機だったが、かえって外からの侵略が依然として彼らとの衝突の主な原因であり続けた。1945年の「光復」以降、台湾キリスト教は比較的広大な発展の余地を得たが、かえって複雑な政教紛争に巻き込まれていくのであった。
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