第4次 現代歴史学の成果と課題 第2巻 世界史像の再構成
歴史学研究会 編
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出版社:績文堂出版 |
出版年:2017年05月 |
コード: 316p ISBN/ISSN 9784881161326 |
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歴史学研究会編集 現代歴史学の成果と課題 第4次:2001~2015年〈全3巻〉
1980年代以来の認識論的な問いの現在と新自由主義という時代状況の現出を踏まえ、歴史学の方法、歴史像、歴史実践を中心軸に、歴史学の現在とその課題を照射する第4次『現代歴史学の成果と課題』。 3巻構成により、それぞれの歴史学をとりまく状況と方法、時間と空間の再編成による歴史像のあり方、歴史家の実践的行為全般に光をあて、歴史学の存在意義を問う。
目次: 刊行にあたって はしがき
第1章 歴史学と時空間 1 地域論・時代区分論の展開(岸本美緒) 2 「東アジア」と「世界」の変質(廣瀬憲雄) 3 中央ユーラシア史研究の展開(野田仁) 4 イスラームと地域論(黒木英充) 5 ヨーロッパ・アイデンティティ(加藤玄)
第2章 社会統合/国家統合の動態 1 国民国家論以後の国家史/社会史研究――構築主義の動態化/歴史化にむけて(中澤達哉) 2 「人のつながり」と中世日本(川戸貴史) 3 身分論の新展開(横山百合子) 4 社会統合と政治文化――近世―近代ヨーロッパ(高澤紀恵) 5 性売買・日本軍「慰安婦」問題と国家・社会(小野沢あかね) 6 感染症と権力をめぐる歴史学(飯島渉) 7 地域の歴史としての社会主義(池田嘉郎) 8 国家統合と地域社会(三品英憲)
第3章 社会階層と生活世界 1 民衆史研究・社会運動史・社会史研究と今日の歴史学(成田龍一) 2 民衆と暴力(須田努) 3 地域社会と民衆運動(松沢裕作) 4 地域と生活世界の再編(西山暁義) 5 植民地近代性(永野善子) 6 グローバル格差と地域社会――ラテンアメリカの場合(鈴木茂)
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