第4次 現代歴史学の成果と課題 第1巻 新自由主義時代の歴史学
歴史学研究会 編
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出版社:績文堂出版 |
出版年:2017年05月 |
コード: 316p ISBN/ISSN 9784881161319 |
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歴史学研究会編集 現代歴史学の成果と課題 第4次:2001~2015年〈全3巻〉
1980年代以来の認識論的な問いの現在と新自由主義という時代状況の現出を踏まえ、歴史学の方法、歴史像、歴史実践を中心軸に、歴史学の現在とその課題を照射する第4次『現代歴史学の成果と課題』。 3巻構成により、それぞれの歴史学をとりまく状況と方法、時間と空間の再編成による歴史像のあり方、歴史家の実践的行為全般に光をあて、歴史学の存在意義を問う。
目次: 刊行にあたって はしがき 序論 歴史学の現在――二〇〇一~二〇一五年(大門正克)
第1章 歴史把握の方法 1 新自由主義の時代と歴史学の課題Ⅰ(小沢弘明) 2 新自由主義の時代と歴史学の課題Ⅱ(小野将) 3 グローバル・ヒストリー――可能性と課題(木畑洋一) 4 下からのグローバル・ヒストリーに向けて(貴堂嘉之) 5 植民地責任論(永原陽子) 6 帝国主義と戦争(栗田禎子)
第2章 「主体」の〈問い方〉をあらためて問い直す 1 ジェンダー Ⅰ 男性史とクィア史(藤野裕子) 2 ジェンダー Ⅱ 植民地主義との交錯という視点から(安村直己) 3 「民衆」の問い方を問い直す Ⅰ 朝鮮近現代史・日朝関係史から(愼蒼宇) 4 「民衆」の問い方を問い直す Ⅱ 日本近世史研究から(若尾政希) 5 サバルタン・スタディーズの射程(粟屋利江) 6 カルチュラル・ターン後の歴史学と叙述(松原宏之)
第3章 「生存」/「いのち」の歴史学 1 「生存」の歴史学(大門正克) 2 「いのち」とジェンダーの歴史学(沢山美果子) 3 福祉の歴史学(高田実) 4 災害と生存の歴史学(倉地克直) 5 所有と利用の関係史(沼尻晃伸) 6 戦争/平和と生存――アジア太平洋戦争を中心に(岡田泰平)
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