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滿漢《清文指要》彙校與比較研究 精装
張美蘭
出版社:上海教育出版社
出版年:2022年12月
コード:487689   932p  22cm ISBN/ISSN 9787544480116
 
価格 16,940円
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【満漢合壁一級資料の対校整理本】
『清文指要』は清代で最も初期に作られた満漢対照教材および歴史文献であり、清代の満州語と漢語を研究する重要な言語学的資料である。満州語教材の名著であるのみならず、満州語史の教科書としての価値とともに、清代満州語読本における会話文資料としても重要な価値を備えている。
 本書は、『清文指要』(八種)の校正を集成した部分と、『清文指要』および様々な改編本の異文を集成した部分から成る。前半は、『清文指要』満州語文のローマ字転写整理を行うだけではなく、漢語を用いた満州語文法の精緻な解読と虚詞語法や句法のラベリングを行う。そして、満州語文のラベリング解析によって満文合壁文献間の語彙文法の比較研究を行い、満州語と漢語の接触における言語間の相互影響と言語変化の特徴を分析する。後半は、主に各種版本の異文に基づいて、これらの版本における常用語彙の様子を詳細に分析する。その差異は、主に篇章の配列順序、口語語彙の表現、句の節減などの面にあらわれている。著者は、各種版本の異同に注目するだけではなく、常用語の異同表現にかんして、各版本が同じ意味に対して違う語を選択して表現していることを示し、異文における同義交替関係・新旧成分の併置などの現象を大量に生み出していることを指摘している。
 満漢両言語の融合過程について、学界では一般的に三段階に分けて考えている。つまり、後金・清初期の満漢言語文化の接触時期、康熙〜乾隆期の満漢言語接触の深化時期、乾隆後期・嘉慶・道光・清末の満州語文の急激な衰退期である。『清文指要』の漢語翻訳版と漢語改編版の言語は、ちょうど満州語と漢語の接触・融合過程の第二・第三段階をあらわし、最終的には漢語に切り替わることで衰退していく過程をあらわしている。このような文献は、満漢合壁の言語接触と言語変化を研究するには最良の資料となるだろう。

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