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唐詩の系譜 名詩の本歌取り /研文選書128 上製
矢嶋美都子
出版社:研文出版
出版年:2018年10月
コード:   240p   ISBN/ISSN 9784876364398
 
価格 2,970円
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本書は、語句の意味解釈だけでは釈然としない表現のある唐詩(本歌取りをしている詩)の本歌を探す途中で出会った幾多の作品を系譜として整理してみたものです。この系譜から、まず本歌自体が過去の詩を見事に取り入れた名作であること、それを本歌取りした詩からは、当時の詩人たちが本歌の何処を評価し、そこにどのような工夫をして自分らしさを出しているのかよくわかります。……唐詩の名作、名詩に創造された重層的で複雑な世界、修辞の面白さを味わっていただければと願っています。
(本書「はじめに」より)

目次:
はじめに
一 初唐・張九齢の「照鏡見白髪」詩を本歌とする詩――官僚人生の哀歓を詠う詩の系譜
二 初唐・張九齢の「秋夕望月」詩を本歌とする詩――恋しい人を待つ庭に「青苔」「黄葉」がある情景の系譜
三 盛唐・王維の「送元二使安西」詩を本歌とする詩――特に親しい友人との別れを惜しむ詩の系譜
四 盛唐・王維の「九月九日憶山東兄弟」詩を本歌とする詩――「屈折した望郷表現」の系譜
五 盛唐・王昌齢の「芙蓉楼送辛漸」詩を本歌とする詩の系譜――旅立つ人に伝言を託す構想の送別詩
六 盛唐・岑参の「磧中作」詩を本歌とする詩の系譜――旅の困難さを砂漠の旅に見立てて詠う詩
七 盛唐・崔顥の「黄鶴楼」詩を本歌とする詩――名勝の懐古から郷愁を呼び起こす構想の系譜
八 中唐・元稹の「行宮」詩を本歌とする詩の系譜――玄宗の栄華を懐古する詩
九 盛唐・李白の「清平調子」其三を本歌とする詩の系譜――美しい楊貴妃が「闌干に倚る」構図の本歌取り
十 雁に託す望郷表現の系譜――初唐の詩人が開発した南の地で詠った雁の詩
十一 日本漢詩にみる唐詩の受容(本歌取り?)
あとがき
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