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張家山漢墓竹簡(三三六號墓) 上、下 精装
荊州博物館 編 彭浩 主編
出版社:文物出版社
出版年:2022年11月
コード:487537   455p  40cm ISBN/ISSN 9787501078660
 
価格 79,200円
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 張家山336号漢墓は湖北江陵(今の荊州市荊州区)にあるが、その区域周辺には大量の前漢墳墓が残っており、墳墓の中からは多くの竹簡が出土している。中でも『二年律令』と『奏讞書』が出土した張家山247号漢墓が最も有名である。336号漢墓は、この247号漢墓と400メートルの距離にあり、年代も同じく前漢早期とされる。前漢武帝7年(前173年)のものが上限である点は247号漢墓よりも10数年ほど時代が下るが、827枚の竹簡が出土しており、文物出版社からすでに整理報告も出版されている。
 竹簡の内容は主に律令で、375枚が『漢律十六章』と命名されている。これらは、整った「朝律」文としては初めて発見されたものである。『二年律令』は、高后2年(前186年)施行の法律だが、『漢律十六章』の筆写年代は文帝2年から7年(前178〜173年)とされる。この『漢律十六章』は、『二年律令』を継承し、睡虎地漢律や胡家草場漢律に影響を及ぼしているため、文帝による改革の結節点に位置づけられる。また、『二年律令』の後を継いで全面的に公布された第二回目の前漢初期法律文献であるため、前漢初期の条文構成や法思想の発展を研究する際に重要な価値を備えている。
 336号漢墓から出土したその他6種の書巻は、『功令』『徹穀食気』『盗跖』『祠馬禖』『七年質日』と副葬品目録である。『功令』は、若干冊が「令」の集成であり、任官令文の集成である。これは体系的に出土した初めての「功令」文のため、文献資料の空白を埋め、前漢時代の官吏の任用について理解できることから、関連する制度を考察する際にも重要な価値を備えている。『徹穀食気』は、『綦氏』『戴氏』『擇氏』の三章構成で、 馬王堆漢墓の帛書『却穀食気』と比較して保存状態が良好である。『盗跖』は、現存する該当文献としては最も古い写本で、その伝播過程の変遷を研究する際に重要な学術的価値を備えている。
 本書の上巻は、全ての竹簡の原寸大画像と釈文を収録しており、資料も完全で解釈も精確である。下巻は、目録以外の6種の書巻を二倍拡大図で収録し、背開き設計のため、閲覧にも臨書にも便利である。
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