日中戦争全史 上 対華21カ条要求(1915年)から南京占領(1937年)まで
上製
笠原十九司
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出版社:高文研 |
出版年:2017年07月 |
コード: 330p ISBN/ISSN 9784874986240 |
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日中全面戦争から80年――。対華21カ条要求からアジア太平洋戦争敗戦までの全体像を日本・中国・欧米の資料を駆使して叙述。
日中全面戦争とはどのような戦争だったのか?1937(昭和12年)年の盧溝橋事件から始まった日中全面戦争は、41(昭和16年)年に始まったアジア太平洋戦争の中に包摂され、“主戦場”は太平洋戦域に移ったという認識が定着している。しかし、多くの日本人は、中国大陸には宣戦布告もせずに百万の軍隊を送り込み、長期にわたる無差別戦略爆撃、国際法違反の生物兵器や毒ガス兵器を用いた化学戦を繰り広げた歴史事実を知らず、41年の対英米戦争が始まって以降の中国戦線への認識が欠落している。本書の特徴は、これまでの歴史書にない海軍の謀略、宣戦布告無しの爆撃など海軍の動きを克明に記述。日中全面戦争とアジア太平洋戦争を関連づけて全体像を描くために、日中戦争研究の第一人者である著者が10年を費やし描いた労作である。日中戦争80年の節目の今年、ぜひ読んでもらいた日中戦争全史!
目次: はじめに――本書の組み立てと全体の流れ 序章 戦争には「前史」と「前夜」がある Ⅰ 日本はいつから満州事変・日中戦争への道を歩みはじめたのか Ⅱ 日本軍は「満州」で何をおこなったのか Ⅲ 日中戦争はどのように準備されたか Ⅳ 日中戦争はどのように始まったか
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