『造洋飯書』の研究 解題と影印
／関西大学東西学術研究所資料集刊49
上製
内田慶市 編著
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| 出版社：関西大学出版部 |
| 出版年：2021年03月 |
| コード： 398p ISBN/ISSN 9784873547336 |
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16世紀以降、イエズス会宣教師をその主な担い手とする「西学東漸」という一大潮流が巻き起こり、さまざまなものが西から東にもたらされた。遠近法を使って描かれたキリストやマリアの像や聖書をはじめ、イソップ物語、世界地図、時計、ピアノ、天文学、数学等々、新しい西洋の近代科学文明が東アジアに伝わったのである。その中には、当然、「食」も含まれていたはずである。ただ、この「食」文化、特に「西洋料理」の伝播に関しての議論は、これまで余りなされてこなかった。本書は中国で最初に出版された西洋料理レシピ本である『造洋飯書』(1866)とその後継である『西法食譜』(1889)を影印し、解題として「近代中国における西洋料理の伝播と受容−『造洋飯書』を中心に」を付したものである。
目次：
序（吾妻重二）
はじめに（内田慶市）
［解題］近代東アジアにおける西洋料理の伝達と受容―『造洋飯書』を中心に―（内田慶市）
巻末アルファベット順索引英漢対照表
本文料理順漢英対象表
『造洋飯書』（1866年、上洋美華書館蔵板、オックスフォード大学ボドリアン図書館蔵）
『西法食譜』（1889年、上海美華書館蔵版、九州大学付属図書館蔵）
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