近世東アジアにおける口語中国語文の研究 中国・朝鮮・日本
/関西大学東西学術研究所研究叢刊58
奥村佳代子
|
|
出版社:関西大学出版部 |
出版年:2019年03月 |
コード: 378p ISBN/ISSN 9784873546995 |
|
|
|
<東京店在庫有り>
東京店に在庫がございます。少部数のものもございますので、ご来店の場合は直接お問合せください。
|
|
|
|
|
中国、朝鮮、日本には、それぞれ話し言葉として記述された資料群がある。話されたように書くことが意識された中国語とは、どのような特徴を持ち、また資料によってどのような違いが見られるのだろうか。唐通事の会話テキスト、中国档案資料の供述書、備辺司の問情別単等の資料を用い、話し言葉と書き言葉の境界を考察する。
目次: 序論 近世東アジアにおける口語体中国語―中国・朝鮮 雍正朝档案資料供述書の言葉―雍正4年(1726)允〓允〓事件における「供」 非漢語圏における中国語問答記録―『備邊司謄録』「問情別単」の「問」の言葉 話された言葉として書かれた中国語―18世紀前半中国の供述書と朝鮮の問答記録の言葉 本論 近世日本における口頭中国語「唐話」の世界 第一編 江戸時代における口頭中国語の受容―唐通事と口頭中国語 第二編 岡島冠山と唐話 第三篇 唐話と白話 結論 唐話の伝播と変化―岡島冠山の果たした役割
|
|