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杜甫詩文集の形成に関する文献学的研究
長谷部剛
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出版社:関西大学出版部 |
出版年:2019年03月 |
コード: 296p ISBN/ISSN 9784873546940 |
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中国最大の詩人、杜甫の詩文集については、その死後三百年を経て成立した『宋本杜工部集』が現存する唯一完全なテキストであり、杜甫詩人の自筆テキストは現存しない。本書は中国文献学の知見・研究手法を取り入れ、「杜甫生前、そして死後、彼のテキストはどのように筆写され流通したのか」という問題についてその解明を試みたものである。
目次: 凡例 第一部 本論 第一章 唐代における杜甫詩集の集成と流伝 第二章 『宋本杜工部集』・『文苑英華』所収杜甫詩文の異同について 第三章 『文苑英華』からみた唐代における杜甫詩集の集成と流伝 第四章 宋代における杜甫詩集の集成と流伝 第五章 『宋本杜工部集』の成立 第二部 各論 第一章 杜甫「兵車行」と古樂府 第二章 杜甫「江南逢李龜年」の唐代における流伝について 第三章 『諸名家評本錢牧齋註杜詩』所載李因篤音注について 初出一覧 あとがき
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