肇域志 1-6
/中國古代史學叢書
精装
〔清〕顧炎武 撰 譚其驤 王文楚 等校點
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出版社:上海古籍出版社 |
出版年:2022年11月 |
コード:487174 4342p 21cm ISBN/ISSN 9787573204905 |
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在庫僅少
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顧炎武『肇域志』の点校本
『肇域志』は、清朝考証学の祖の一人とされる顧炎武(1613-1682)が、「天下の広さを感じ、我が人生の無知を恥じる」と言って、約二十年にわたり心血を注いで編纂した地理総志。引用された地理書の多くが孤本や稀覯本で、現代でも価値の高い地理資料となっており、明末清初の地理書籍を理解するにはとても有益である。また、『天下郡国利病書』の姉妹作でもあり、15部の写本として伝わるも、現存するのは11部のみである。 内容は設置・沿革・山河・名勝・水利・税制などに及び、『大明一統志』・二十一史・明歴朝実録・地方志および上奏文・文集を参照したほか、清代初期の資料もわずかに含む。また、『大明一統志』や地方志旧籍の間違いを訂正し、南直隷と雲南貴州部分の校訂はとりわけ詳細を極めている。顧炎武が歴史を研究し、史書を編纂する目的、つまり「昔を鑑みて今をあらためる」「古代を引用して現在の助けにし、我々の経世の助けとする」という学術思想がよくあらわれ、学術的価値の高いものとなっている。 上海古籍出版社による中国古代史学叢書の一部。
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