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〔中国文化大革命論文集〕血と涙の大地の記憶 「文革地獄」の真実を求める長い旅にて 上製
王友琴/小林一美 編
出版社:集広舎
出版年:2023年03月
コード:   578p   ISBN/ISSN 9784867350447
 
価格 6,490円
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膨大な血と涙が流れた大地の記憶を発掘!
加害者も被害者も、沈黙し続けてきた中国で受難者の足跡を、生涯をかけて尋ね歩く孤高の歴史家の調査記録とその分析。
王友琴・文革三部作の完結編!

(以下、本文第2篇より)
長きにわたり、教育従事者への迫害と殺戮が、文革の記録や叙述の枠組から排除されてきた。暴行と受難者の名はともに忘れさられ、歴史の教訓をくみ取ることなど話にもならない。一九九三年、私は現北京師範大学附属実験中高の宿舎の前で写真を撮り、宿舎に住む四名の高校三年生と話をした。一九六六年八月五日、卞仲耘副校長はこの宿舎の入口の階段で殴り殺された。私がなぜここに来たかを語りだすと、彼らは言った。「本当に? ここで殺された副校長がいるのですか? 私たちは何も知らない」。

目次:
自己紹介 私はなぜ文革受難者を調査し記録しているのか(王友琴)
序文 記念碑が声を殺して哭いている(劉燕子)
第1篇 恐怖の「紅い八月」(土屋紀義 訳)
第2篇 生徒が先生を殴った革命:1966(佐竹保子 訳)
第3篇 日記を壊した革命(佐竹保子 訳)
第4篇 清華大学附属中高校の闘争モデル(佐竹保子 訳)
第5篇 文革「闘争会」に関する調査と考察(小林一美 訳)
第6篇 受難者の側から “反右派闘争”と“文革”との関連性を考える(小林一美 訳)
第7篇 文革における『羅生門』的現象(土屋紀義 訳)
第8篇 文革反省の一視角(小林一美 訳)
第9篇 張春橋の亡霊が漂っている(小林一美 訳)
第10篇 宗教信仰を持つ人々の受難記(佐竹保子 訳) 
附録 毛沢東独裁下、史上未曾有の飢餓地獄の記録(1959~1961年) 裴毅然著『赤難史證(第八章「進入天童」)(小林一美,多田狷介 共訳)
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