鄭烱明詩集 抵抗の詩学
上製
鄭烱明/澤井律之 編訳
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出版社:集広舎 |
出版年:2021年04月 |
コード: 226p ISBN/ISSN 9784867350041 |
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ぼくは疲れ果てていた でも不安定で悲惨な この世界で 眠ってはいられない 第一詩集『帰途』 「子守歌」より
台湾の過去と現在、 そして世界を、 透徹した知性が直視する。 その不滅の魂は 決して飛翔をやめない。 鄭烱明自選アンソロジー、初の邦訳。
目次: 一帰途(1971) 子守歌 蚊 アイロン 物乞い ぼくは思考する鳥である 黄昏 シャツ 5月の匂い 誤解 二悲劇の想像(1976) 言葉よりも恐ろしい武器はない 絶食 犬 隠れた悲しみ 悲劇の想像 蝉 理解 祈り 狂人 演説者 幻影 声 三芋の歌(1981) 芋 帽子 放生 ホトトギスの巣の断想 ある人 独裁者へ 晴れた空―詩人陳千武へ 落とし穴 目撃者 ある男の観察 ある女の告白 暗闇の問答 四最後の恋歌(1986) 許しておくれ 選択 死の招き もしも 耳を澄まして 旅 どうしても 綱渡り 最後の恋歌 失踪 真相 問い 王船祭 童話 スローガン 深い谷 五三重奏(2008) 蝙蝠 雲に 葬送 人がひしめくこの島で 異なる空 閲兵 雪 父 三重奏 名前 六凝視(2015) 凝視 不朽の魂 声 詩人の死 自分に 天空の幕 七死の思考(2018) 無題 悩み 隠喩 恐れ おれの頭はおれのもの 沈黙 死の印 死の余聞 死の背中 死の列車 八未収録作品 台湾ぼくの母 終着駅 きみのことを想うとき ぼくの想いは単純なものだ 身体検査
あとがき 鄭烱明年譜 解説 初出一覧
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