中国・本の情報館~東方書店~
サイト内検索
カートを見る
ログイン ヘルプ お問い合わせ
トップページ 輸入書 国内書 輸入雑誌  
本を探す 検索   ≫詳細検索
詳細情報
近代中国における慈善事業から社会事業への展開 熊希齢と北京香山慈幼院 上製
大江平和
出版社:白帝社
出版年:2024年01月
コード:   228p   ISBN/ISSN 9784863985704
 
価格 6,199円
  < >
在庫の有無を表示しません。
 
カートに入れる
伝統的慈善事業から近代的社会事業への転換期とされる1920年代中国、北京香山慈幼院を事例に、財政・政治の視点から捉え直し、中国の児童福祉の原型を探る。
豊富な一次史料を用いて、当院の教育事業にとどまらず、その事業を支えた財政的基盤、創設者である熊望齢の政治・社会的人脈、行政部門である教育局や社会局との関係を明らかにする。
これまで教育理念の称揚のみがなされがちであった北京香山慈幼院について、財政・政治と結びつけた新研究。


目次:
序 文(岸本美緒)
序 章 民国期北京の慈善史研究の現状と課題
第一章 北京の慈善事業史
 第一節 「慈善」とは何か
 第二節 清代から民初における北京の慈善事業史の概要
第二章 熊希齢の生涯
 第一節 熊希齢の出自と学業
 第二節 湖南変法運動と熊希齢
 第三節 憲政視察の旅
 第四節 民国期北京政府と熊希齢
 第五節 慈善事業家としての熊希齢
第三章 北京香山慈幼院の設立と展開
 第一節 香山慈幼院の創設
 第二節 収容生徒数の増加と香山慈幼院の拡充
 第三節 香山慈幼院幼稚師範学校
 第四節 香山慈幼院の共産党組織
 第五節 香山慈幼院卒業生の進路とネットワーク
 第六節 香山慈幼院の終焉に至る経緯
第四章 香山慈幼院を支えた財政①――1919年から1927年上期までを中心に
 第一節 1919年から1926年上期までの収入と支出
 第二節 1926年7月から1927年6月までの収入と支出
 第三節 香山慈幼院に寄せられた寄付金
第五章 香山慈幼院を支えた財政②――1927年から1937年までを中心に
 第一節 1927年以降香山慈幼院をとりまく状況の変化
 第二節 1927年から1933年までの香山慈幼院の財政動向
 第三節 1934年から1937年までの香山慈幼院の財政動向
 第四節 熊希齢による支援依頼の書簡
第六章 香山慈幼院をとりまく行政――教育局に着目して
 第一節 北京の教育行政機関の沿革
 第二節 教育行政の一大画期――社会局との合併とその背景
 第三節 合併後社会局第三科の中の教育行政
 第四節 北平市の教育経費
第七章 香山慈幼院をとりまく行政――社会局に着目して
 第一節 北平市社会局の成立
 第二節 慈善事業関与の拠りどころとなる法規
 第三節 社会局の行政的関与――香山慈幼院と龍泉孤児院の事例
終 章
 第一節 本書の要約
 第二節 今後の課題
初出一覧
附録編
 1.熊希齢略年表
 2.香山慈幼院学生入学章程
 3.香山慈幼院附学生入学章程
 4.香山慈幼院董事会章程
 5.香山慈幼院董事会常務董事辦事細則
参考文献一覧
あとがき
索 引
中国・本の情報館~東方書店 東方書店トップページへ
会社案内 - ご注文の方法 - ユーザ規約 - 個人情報について - 著作権について