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東アジア文化の歴史と現在 /山口大学大学院東アジア研究科 東アジア研究叢書 6 上製
国立大学法人山口大学大学院東アジア研究科 編著/森野正弘,富平美波 編集責任
出版社:白帝社
出版年:2022年02月
コード:   272p   ISBN/ISSN 9784863984462
 
価格 4,950円
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2001年4月に開設された山口大学大学院東アジア研究科の共同研究「東アジアプロジェクト研究」の成果である東アジア研究叢書。
本書は、課題「東アジアにおける文化伝承の研究」の成果を集約した叢書第6巻である。

2020年11月27日に急遽オンラインに変更して開催された国際学術フォーラム「東アジア文化の歴史と現在」。
そのテーマは、「私たちはどこから来て、どこへ向かうのか」という根源的な問いを敷衍し換言したものであった。
本書はそのテーマを引き継ぎ、「東アジア文化」という観点からのアプローチを試みている。

本書では、単一化された世界に生きる人々の多様性、それが最も顕著となる局面を「文化」と捉える。
グローバル化の中で、人々がなおも帰属性を希求する際に、国家に替わって立ち現れるものが「文化」である。
それを帰属性として求めていく心的機制がいかなるものなのかを具体化することを、本書は目的としている。

本書のもととなったフォーラムのパネリストは東アジア諸国から参加しており、文化を論じる場が陥りがちな自閉性を回避している。
そのような各章間の共鳴は、体系性ではなく多様性を担保するものとして現前しているのである。


目次:
序言 東アジア文化の歴史と現在(森野正弘)

Ⅰ 社会学・歴史学的接近
第1章 日本社会におけるアオの変化をめぐる一考察―絵本における青鬼の色の変化を事例として(小林宏至)
第2章 天譴論の進化心理学的基盤—災害を天罰と感じるヒトの心とその由来に関する一考察(高橋征仁)
第3章 祭りから見る遠州―西と東の接点―(谷部真吾)
第4章 韓半島古代都市の成立過程(朴淳發)

Ⅱ 言語学的接近
第5章 『續通志』「七音略」の「門法解」に見える反切例について(富平美波)
第6章 『百夷館訳語』来文に見られる明代漢語の表音システムについて(更科慎一)
第7章 ベトナム人日本語学習者の卒業論文・修士論文に見られる書き言葉と話し言葉についての一考察(Nguyen Thi Bich Ha)

Ⅲ 文学的接近
第8章 白居易の祥瑞思想と『竹取物語』の祥瑞兆候―白氏祥瑞思想受容の可能性―(徐鳳)
第9章 加藤幸子の「北京」記憶とノスタルジア(肖霞・賀樹紅)
第10章 『源氏物語』朝顔巻の桃園の宮に集う人々―歴史と物語の交錯する時空―(森野正弘)
第11章 『或る女』における「夢遊病者」としての葉子像―「ヒステリー」を端緒として―(盧昱安)
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