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戦後台湾の文学と歴史・社会 客家人作家・李喬の挑戦と二十一世紀台湾文学 上製
明田川聡士
出版社:関西学院大学出版会
出版年:2022年01月
コード:   336p   ISBN/ISSN 9784862833273
 
価格 5,280円
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近現代の台湾文学を通じて、物語背景に見られる社会情況や歴史的展開に注視しつつ、台湾人の視座を知り、その声に耳を傾ける。

戦後の台湾文学は、戒厳時期の自由なき時代に生きた台湾人の声を拾いあげ代弁するものだった。そうした情況のなかで台湾の人たちは具体的にどのような形で創作し、何を表現しようとしたのか。

目次:
はしがき
凡例

第一部 重層化する歴史とアイデンティティ
第一章 一九七〇年代官製文学のなかでの抵抗と台湾意識の再編成
 ──李喬『結義西来庵』における抗日表象の重層性
第二章 二二八事件をめぐる歴史描写と戒厳令解除後一九九〇年代台湾社会との関係
 ──李喬『埋冤一九四七埋冤』における孤児意識からの脱却

第二部 文学の越境と社会での受容
第三章 「虚構」の想像と創造
 ──李喬『寒夜三部作』におけるフォークナー作品の影響
第四章 台湾文学における一九六〇年代実存主義運動から一九八〇年代民主化運動への展開
 ──李喬「小説」と台湾文学界における安部公房の受容

第三部 戦争の記憶と反戦への想い
第五章 物語化されていく太平洋戦争
 ──李喬『山女』所収の短編小説から『孤灯』への展開
第六章 二十一世紀の台湾文学における戦争記憶の継承
 ──呉明益『睡眠的航線』から『単車失窃記』へ

第四部 郷土想像の変容と拡張
第七章 新郷土小説と「七年級」作家
 ──楊富閔「暝哪会這呢長」と『花甲男孩』、テレビドラマ『花甲男孩転大人』の関係
第八章 台湾人と東南アジア出身の外国籍労働者/配偶者との距離
 ──『四方報』および「移民工文学賞」、映画『台北星期天』について

初出一覧
主要参考文献一覧
あとがき
索引
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