李徳全 日中国交正常化の「黄金のクサビ」を打ち込んだ中国人女性
上製
石川好 監修/程麻,林振江/林光江,古市雅子 訳
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出版社:日本僑報社 |
出版年:2017年09月 |
コード: 264p ISBN/ISSN 9784861852428 |
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戦後初の中国代表団を率いて訪日し、戦犯とされた1000人前後の日本人を 無事帰国させた日中国交正常化18年も前の知られざる秘話を初刊行。
戦後の日中交流は、中国大陸に残された日本人居留民とB・C戦犯を日本に帰還させることから始まっている。なぜ、戦犯とされた1000人前後の生存者が無事帰国できたのであろうか。それは、李徳全という、当時中国で最も著名な女性が動いたからであった。李氏の夫は馮玉祥。西北軍閥の将軍で、「クリスチャン・ジェネラル」とも呼ばれていた。今年(2017年)は、日中が国交正常化して45周年の節目の年である。その記念すべき年に日中関係が正常化する18年も前の秘話が日本と中国において出版される。李徳全は、日中国交正常化が田中角栄と周恩来の手によって成される1972年9月29日、その五ヶ月前の4月23日に亡くなっている。李徳全は日中国交正常化のために「黄金のクサビ」を打ち込みながら、それを知ることもなく天に召されたのであった。
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