同調行動のエスノメソドロジー 日中ビジネスコミュニケーションの異同
上製
楊一林
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出版社:春風社 |
出版年:2023年12月 |
コード: 226p ISBN/ISSN 9784861109294 |
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グローバル社会において、職場での異文化コミュニケーションを阻害するものは何か。日本人、中国人それぞれのビジネスミーティングに見られる「同調行動」を対象とし、エスノメソドロジー研究の「参与」「関与」「均衡」の概念を用いて、ワークプレイスにおける自然会話分析をマルチモーダルな手法で分析・検証。その参与枠組を明らかにし、両者のコミュニケーションの異同を科学的に枠づける。
目次: はじめに 第1章 同調行動の研究がなぜ必要なのか 1 同調行動研究のビジネス上の必要性 2 日中のビジネスコミュニケーションの比較研究の必要性 3 なぜ同調行動を取り上げるのか 第2章 同調行動とは何か 1 マルチモーダルコミュニケーションに関する同調行動 2 同調行動の手がかりとしての共話・共感・共調の研究 3 同調行動におけるマルチモーダルな分析方法 4 同調行動による参与形態の均衡性 5 同調行動はなぜ起きるのか 6 本書の構成 第3章 同調行動をどう研究するのか 1 研究の背景 2 研究の立場 3 研究の方法 第4章 ペア会話による質的分析―マルチモーダルな観点から見た日中ビジネス場面の同調行動の異なり 1 目的 2 調査概要及び分析方法 3 結果と考察 4 まとめ 第5章 グループ会話による質的分析―日中多人数インターアクションに見られる多様な均衡性 1 目的 2 調査概要及び分析方法 3 結果と考察 4 まとめ 第6章 接触場面による質的分析―日中ビジネス会話における非流暢がどのように表されるか 1 目的 2 調査概要及び分析方法 3 結果と考察 4 まとめ 第7章 実験的方法による量的分析―日中母語話者の参与 形態均衡性及び同調アフォーダンスの異なりの量的比較に基づく考察 1 目的 2 調査概要及び分析方法 3 結果と考察 4 まとめ 終章 インターアクションとしての同調行動 1 研究の成果 2 研究の意義 3 本書のまとめと今後の課題 4 結び 謝辞 参考文献 巻末資料
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