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日中戦時下の中国語雑誌『女声』 フェミニスト田村俊子を中心に 上製
山﨑眞紀子,江上幸子,石川照子,宜野座菜央見,中山文,鈴木将久,須藤瑞代,姚毅,藤井敦子,渡辺千尋
出版社:春風社
出版年:2023年12月
コード:   400p   ISBN/ISSN 9784861109164
 
価格 4,950円
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日中戦争期上海の女性雑誌『女声』について、日本人編集長田村俊子の姿勢を浮かび上がらせることを主眼に、各記事を分析した論文集。

日中戦争期上海で刊行されていた中国語の女性雑誌『女声』について、日本人編集長田村俊子の姿勢を浮かび上がらせることを主眼に、「信箱」(読者による悩み相談)、文芸、映画、演劇、児童、国際報道などの各記事を分析。田村俊子と中国女性編集員たちがときに価値観の相違を見せながらも、女性の人生、境遇、将来について考え、発表を続けた諸相を多角的に考察する。
装丁:中本那由子



目次:
はじめに
Ⅰ 総論
第1章 田村俊子と『女声』 山﨑眞紀子
第2章 関露の『女声』への参加とその後 江上幸子
「東京寄語」「東京憶語(精神病状態の日々)」関露(須藤瑞代訳)
第3章 アジア・太平洋戦争期の上海政治空間と国際関係―『女声』の性格を探る手がかりとして 石川照子

Ⅱ 『女声』の戦略性
第4章 プロパガンダの「責任者」としての編集長・田村俊子―時事評論欄「国際新聞」「新聞網」「瞭望台」の検討から 渡辺千尋
第5章 『女声』の映画スペース―日本に対する同調・忌避・〝好意〟 宜野座菜央見
第6章 『女声』における「先声」と「余声」の意義 藤井敦子

Ⅲ 関露と『女声』
第7章 『女声』誌上のジェンダー論―関露を中心に 江上幸子
長編小説『黎明』第三章 関露(石井洋美訳 江上幸子解説)
第8章 『女声』劇評にみるジェンダー観―関露の見た海派話劇 中山文

Ⅳ 田村俊子と『女声』
第9章 『女声』における「児童」ならびに豊島与志雄の童話 姚毅
第10章 陶晶孫と田村俊子、そして『女声』 鈴木将久
「日本からアメリカ、そして中国へ―追悼・佐藤女史」陶晶孫(藤井敦子訳)
第11章 『女声』における日本女性の存在と不在 須藤瑞代
第12章 田村俊子主宰「信箱」―戦時下における私的言語の空間 山﨑眞紀子
おわりに

参考文献一覧
『女声』総目録
主要執筆者のペンネームと執筆記事一覧
索引
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