チベット高原に花咲く糞文化
上製
チョウ・ピンピン
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出版社:春風社 |
出版年:2023年01月 |
コード: 268p ISBN/ISSN 9784861108471 |
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気候も厳しく、各種資源も限られているチベット高原において、ヤク(牛)の糞は貴重な燃料としてもひろく用いられている。そしてその他にも、家屋の建材や子供のおもちゃとしても使われ、そして儀礼でも神聖なものとして扱われており、いわば最も重要な生態的・文化的資源である。 牛糞の採取・加工・利用によって成り立ち彩られるチベットの人々の生活を、20ヶ月の現地調査をもとに描き出す。
酸素と温度、その両方が乏しいチベット高原で生き抜く人々から学べることの中には、過去さまざまな環境の変化に適応し、これからも環境の変化に適応していかなくてはならない我々人類にとって、重要なヒントが隠されているのではないか[本文より]
目次: はじめに 第1章 チベット高原における人類の適応およびヒトと動物の関係 第2章 調査概要 第3章 燃料としての利用 第4章 牛糞の素材としての利用 第5章 牛糞の象徴的な利用 第6章 分析 第7章 考察 第8章 結論 資料 チベット語用語集 参照文献 謝辞 索引
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