わたしの学術書 博士論文書籍化をめぐって
春風社編集部 編
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出版社:春風社 |
出版年:2022年04月 |
コード: 502p ISBN/ISSN 9784861107610 |
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「研究」と「出版」。どちらも(大変だけど)おもしろい!
「研究」を職業にするってどういうこと? 職業にしなくても研究ってできるの? 学術書を出版するってどういうこと? 研究者を志したけど悩んでます……。
生きていくなかで「深く学ぶこと」を軸に据え、学術出版社・春風社で博士論文を出版した研究者総勢58名による、博論書籍化体験記エッセイ。 研究テーマと出会ったときの胸のときめき、調査での悲喜こもごも、博士論文執筆時の苦労、博論を書籍化する際の醍醐味、刊行後の世界の広がり方――。 「研究」とのいろいろな付き合い方、「出版」までのいろいろな道程が見えてくる!
目次:
はじめに 1. 時を経ても 田中典子(清泉女子大学教授)/言語学 2. 批判的思考への入口 石川文也(立教大学教授)/言語学 3. 研究者人生の背骨 水野剛也(明治大学教授)/歴史学 4. より多くの読者に届けるため 渡部森哉(南山大学教授)/中南米考古学 5. 遠い遠いプーシキンへの道 小林実(十文字学園女子大学教授)/日本近代文化史 6. ゾラと荷風とオペラとわたし 林 信蔵(福岡大学准教授)/日仏比較文学 7. 出版から広がる人の輪 岡本亮輔(北海道大学准教授)/宗教学 8. 自論を見直し磨く訓練 金香淑(日本大学文理学部講師)/神話研究 9. 様々な機会への扉 石黒武人(立教大学准教授)/異文化コミュニケーション学 10. 偶然の翼に乗って 花本知子(京都外国語大学准教授)/イタリア現代文学 11. 失われるもの、ひらかれるもの 平畑奈美(東洋大学教授)/日本語教育 12. 教わる、教えるの連鎖のなかで 山口未花子(北海道大学准教授)/文化人類学 13. 新たな研究に踏み出すため 吉田早悠里(名古屋大学准教授)/文化人類学 14. 学問を実践につなげる手段として 岩崎大(東洋大学、東京理科大学、富士リハビリテーション大学校非常勤講師)/哲学 15. わたしはなぜ「出かける」のか 土井清美(中央学院大学准教授)/文化人類学 16. ありのままの姿を描く 金縄初美(西南学院大学教授)/文化人類学 17. たびたびの奇縁 四方田雅史(静岡文化芸術大学教授)/近代日本・アジア経済史 18. 研究の節目として 内村琢也(創価大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程修了)/日本宗教学 19. 新しい学問領域を開拓する魅力 牧野冬生(早稲田大学芸術学校准教授)/文化人類学 20. 書くことで現在地を知る 奥田若菜(神田外語大学准教授)/文化人類学 21. 学術書が築いてくれる縁 石垣千秋(山梨県立大学准教授)/比較政治 22. 時間をかけて向き合う 田中英資(福岡女学院大学教授)/社会人類学 23. 「ご縁」に導かれて 那須理香(国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科比較文化専攻博士後期課程修了)/比較文化 24. 「見る」を考える本は手触りを大事にした 宗 洋(高知大学准教授)/英文学・映像メディア) 25. 軛であり翼であり 村上晶(駒澤大学講師)/宗教社会学 26. 弟との対峙 杉田浩崇(広島大学准教授)/教育学 27. 敗者を記録する 住江淳司(名桜大学大学院〈博士後期課程〉特任教授)/歴史学 28. それは一つの質問から 栗田奈美(恵泉女学園大学准教授)/認知言語学 29. 「遅い」は理由にならない 福井崇史(國學院大學教授)/一九世紀末アメリカ文学 30. 「プラットフォーム」から次へ 早川公(大阪国際大学准教授)/文化人類学 31. それは倫理だった 橋本憲幸(山梨県立大学准教授)国際教育開発論・教育哲学) 32. 「日本」を相対化する 芳賀理彦(敬愛大学准教授)/比較文学 33. つながりを書く、つながらないことを書く 椿原敦子(龍谷大学准教授)/文化人類学 34. 教育の公共性と正義を求めて 生澤繁樹(名古屋大学准教授)/教育哲学 35. 「憧れと錯覚」が生み出すもの 関根裕子(早稲田大学等非常勤講師、合唱指揮者)/ウィーン世紀転換期文学 36. それは番付の整理から始まった 寺田詩麻(龍谷大学准教授)/演劇学 37. 国際的な発信を目指して 阪本公美子(宇都宮大学教授)/開発学 38. フィールドでの約束 茶谷智之(兵庫教育大学講師)/文化人類学 39. 付箋への応答 坂本薫(國學院大學兼任講師、國學院大學大学院PD研究員)/日本語学 40. わずかな、始まりの一歩 石田智恵(早稲田大学准教授)/文化人類学 41. 学問領域の境界を超える 外山健二(山口大学教授)/アメリカ文学・英語文学 42. 書くことによる人間形成 山田直之(関西大学准教授)/教育哲学 43. 女性の尊厳を考える 甲斐田きよみ(文京学院大学准教授)/ジェンダーと開発 44. 教える立場の語りを伝える 瀬尾悠希子(東京大学講師)/日本語教育学 45. 子どもと一緒に本を生む 問芝志保(東北大学准教授)/宗教学 46. そこから何かが始まる 佐藤憲一(東京理科大学教授)/アメリカ文学 47. 結び、そして繋ぐ 埋忠美沙(お茶の水女子大学准教授)/演劇学 48. ともに成長する 横田祥子(滋賀県立大学准教授)/社会人類学 49. 行雲流水の研究歴 吉田亞矢(京都大学国際高等教育院特定講師)/アメリカ文学 50. 書籍化への原動力の源は 石原美奈子(南山大学教授)/文化人類学 51. 民衆の視点から捉える民族対立 眞城百華(上智大学准教授)/エチオピア史 52. 女子教育の行く末を探る 山内由賀(立命館大学、神戸女子大学非常勤講師)/フランス女子教育史 53. 書籍というモノになること 中村美帆(青山学院大学准教授)/文化政策研究 54. タイトルという指標 長岡慶(日本学術振興会特別研究員)/医療人類学 55. 学際的な研究への架け橋 坂口真康(兵庫教育大学講師)/教育社会学・比較教育学 56. 分岐点に戻る 小川史(横浜創英大学教授)/社会教育史 57. そのスケールの大きさ 佐藤陽祐(中央大学兼任講師)/現代哲学 58. スリルを味わう 島克也(安田女子大学講師)/現代アメリカ文学
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