東アジアの弾圧・抑圧を考える 19世紀から現代まで 日本・中国・台湾
岩下哲典,矢森小映子,塚越俊志,小林哲也,関良基,橋本真吾,永江貴子,濱口裕介,安田震一,龐淼,土屋真一,中川仁,吉田雅子,藤田賀久
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出版社:春風社 |
出版年:2019年12月 |
コード: 514p ISBN/ISSN 9784861106699 |
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「蛮社の獄」から台湾民主化まで。言論の取り締まり、捕縛、暗殺など、厳しい弾圧・抑圧を受けてきた人々の諸相を明らかにする。
目次: 序(岩下哲典)
第Ⅰ部 幕末維新期の日本 第1章 小関三英と蛮社の獄―学問観と政治意識の変容過程から(矢森小映子) 第2章 「蛮社の獄」による弾圧の影響―高野長英と宇和島藩の海防政策について(塚越俊志) 第3章 文久~慶応期における土佐勤王党への弾圧とその壊滅―幕末維新期における「国事周旋」の一側面(小林哲也) 第4章 江戸末期の暗殺と明治の弾圧の言説分析―「国体」「売国」「国賊」「大逆」(関良基)
第Ⅱ部 近現代の日本 第5章 明治期の「共和」言説と言論弾圧―「五箇条の誓文」から「共和演説」まで(橋本真吾) 第6章 国家による私学抑圧 明治三五年哲学館事件の深層―新潟県の名望家高橋九郎宛て政界実力者石黒忠悳の書簡から(岩下哲典) 第7章 明治三五年の教科書疑獄事件と中国渡航日本人教育者の動向―永江正直をたどって(永江貴子) 第8章 「蝦夷共和国」説の形成と展開―近現代における「俗説」形成史の一例として(濱口裕介)
第Ⅲ部 近現代中国と台湾・少数民族 第9章 一八世紀~一九世紀中国絵画にみる権力の象徴―西洋的な視座から(安田震一) 第10章 清朝における言論統制と弾圧―『三言二拍』の展開を中心に(龐淼) 第11章 文字改革運動の背景にみる章炳麟と弾圧―台湾亡命と「駁中國用萬國新語說」(土屋真一) 第12章 重層植民としての台湾―二・二八事件と台湾の民主化運動と多言語主義(中川仁) 第13章 中国における少数民族への言語政策―保護なのか弾圧なのか(吉田雅子) 第14章 外省人が来た道―眷村から見た台湾現代史(藤田賀久)
あとがき 著者紹介
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