見聞隨筆
／稀見筆記叢刊
〔清〕齊學裘 撰 林日波 整理
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| 出版社：文物出版社 |
| 出版年：2022年10月 |
| コード：485080 566p 21cm ISBN/ISSN 9787501077458 |
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在庫僅少
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晩清筆記小説の整理本
『見聞随筆』二十六巻は清・斉学裘（1803−？）の編著である。斉学裘は安徽婺源（今は江西）出身の文人で、時世が次第に衰え、人心が純朴でなくなったことにかんがみて、各地での見聞を取捨選択し、集成して一書をなした。その趣旨は、人心を啓発し、善を表し悪を憎むところにある。
本書は内容が豊富で、珍聞や逸話も多く収録している。例えば、『族祖父舟公徳報』『郁升奇遇』などは親友関係、『張渚周烈女』『陳烈女死節』『張烈婦手殺二族』などは烈女貞女、『咸豊県孝子』『孝子断指復連』『湖山張孝女』などは孝子孝女、『偽北王殺偽東王偽天王殺偽北王事略』『大清平匪頌』などは太平天国の乱の始末、『丁卯科場記異』『鮑生徳報』などは科挙試験場での霊異、『義犬』『義馬』などは動物の報徳報怨を、『衣鬼現行』『雷公顕霊』などは精霊怪異について書き記している。そのなかには、阮元・林則徐・包世臣・銭歩文・黄安涛などの詩文も収録されており、彼らの散逸作品の収集や校勘に大いに役立つ。縦組繁体字。
整理者の林日波（1979−）は、山東省出身の文学博士で鳳凰出版社の副編集長。
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