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台湾における「日本」の過去と現在 糖業移民村を視座として 上製
野口英佑
出版社:ゆまに書房
出版年:2023年03月
コード:   216p   ISBN/ISSN 9784843364826
 
価格 2,970円
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日本人がまだ知らない「台湾」の貌(かお)。

現代台湾社会において「日本」はどのように位置付けられ、どのような意味を有しているのか。
かつての糖業移民村に残された神社の再建から見えてくる、重層的な台湾社会の相貌。

目次:
序章 現代台湾における「日本」を再考する
 1 「親日台湾」イメージの由来
 2 「親日台湾」言説の限界
 3 台湾における「日本」の過去、そして現在
第1章 台湾東部の歴史的条件としての糖業移民史
 1 はじめに
 2 台湾に住む人々、台湾東部に住む人々
 3 台湾東部の歴史的特殊性と移民事業
 4 旧日本人移民村における前提条件としての糖業移民史
 5 戦後における糖業移民史の連続性
 6 「台湾の縮図」
第2章 地方政府と民間組織による日本統治時代の神社再建計画
 1 日本統治時代の神社の再利用についての先行研究
 2 調査の概要
 3 鹿野村社の歴史
 4 戦後最初の鹿野村社再建計画
 5 民間組織による龍田文物館の設置
第3章 中央政府による日本統治時代の神社再建計画
 1 二〇〇〇年代の鹿野村社再建計画のその後
 2 龍田村の住民コミュニティと鹿野村社再建に対するスタンス
 (1) 日本統治時代の知識人の子孫 —日本統治時代の歴史との連続性—
 (2) 二次移民とその子孫 —行政機関との窓口—
 (3) 新移民 —「よそ者」集団—
 3 再建計画主導者・陳崇賢の原点
 4 鹿野村社再建の礎 —主導者の戦略—
 5 まとめ
第4章 地元住民にとっての日本統治時代の神社─着工後の鹿野村社再建計画
 1 はじめに
 2 着工直前に行われた政策的調整
 3 着工直後の地元住民による抗議活動
 4 地元住民との和解、そして鹿野村社の再建完了へ
 5 地元住民の鹿野村社再建をめぐる言動の裏側
 (1)龍田村に溶け込みたい新移民
 (2)地方議会議員としての「面子」
 6 まとめ
第5章 「よそ者」にとっての日本統治時代の建築物─鹿野区役場の修復と新移民コミュニティ
 1 トップダウン型の歴史的建築物保存活動が主流な訳
 2 鹿野区役場跡地が「空白」となった経緯
 3 ボトムアップ型による鹿野区役場の修復と新移民コミュニティ
 4 まとめ
終章 「空白の場所」における日本統治時代の建築物の再利用が映し出すもの
 1 はじめに
 2 日本統治時代の建築物再建から見えてくるもの
 3 おわりに
補論 再建後の鹿野村社をめぐる政治過程
 1 はじめに
 2 地方政府(鹿野郷公所)の取り組み
 3 民主進歩党の国会議員(劉櫂豪立法委員)の取り組み
 4 地元住民(龍田社区発展協会)の取り組み
 5 まとめ
あとがき
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