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アジアの公共宗教 ポスト社会主義国家の政教関係 /現代宗教文化研究叢書9 上製
櫻井義秀 編著
出版社:北海道大学出版会
出版年:2020年03月
コード:   350p   ISBN/ISSN 9784832968608
 
価格 6,820円
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アジア発の新たな公共宗教論の構築を目指し、歴史的な政教関係の構築、グローバル化によるトランスナショナルな宗教運動の影響、急速な社会変動と社会問題による人々の宗教文化への渇望の3点に着目。現代宗教が公共圏に参画する形態を比較社会学的に分析。

目次
はじめに 櫻井義秀
 1 公共宗教論の現代的課題
 2 本書の構成

 第Ⅰ部 東アジアの公共宗教論
第一章 現代中国の政教関係と「宗教と和諧」政策の動向 川田進
 はじめに
 1 中国の政教関係と「宗教の中国化」
 2 和諧社会の構築と宗教の役割
 おわりに
第二章 権威主義体制下の中国におけるキリスト教徒の生存戦略と政教関係
 ──「中国のエルサレム」、浙江省温州の事例から 佐藤千歳
 1 はじめに
 2 宗教体制下のキリスト教の復興と発展
 3 温州キリスト教会をめぐる政教関係
 4 おわりに
第三章 戦後台湾の民主化運動における長老教会
 ──三つの宣言と美麗島事件にあらわれた政教関係 藤野陽平
 はじめに 台湾の民主化運動と長老教会
 1 台湾の公共宗教としての長老教会
 2 民主化運動の萌芽期1970年代の長老教会
 3 美麗島事件
 おわりに(長老教会:三つの宣言から美麗島事件、党外人士:雑誌の出版・選挙から美麗島事件)
 [付録]台湾民主化運動年表
第四章 モンゴルにおける政教関係と公共宗教
 ──仏教、社会主義、福音派 滝澤克彦
 1 はじめに
 2 社会主義体制の確立と宗教弾圧
 3 家庭内における「宗教の残滓」
 4 モンゴルにおける宗教概念と私的領域
 5 ポスト社会主義期における仏教の再興と政治化
 6 福音派キリスト教による社会活動と社会主義
おわりに──分析的な公共宗教論はいかにして可能か
第五章 戦後日本における二つの宗教右派運動
 ──国際勝共連合と日本会議 櫻井義秀
 1 はじめに
 2 アジア的反共産主義運動の隆盛と挫折
 3 民族右派から国家保守運動へ
 4 政治的右派の社会的支持
 5 おわりに

 第Ⅱ部東南・南アジアの公共宗教論
第六章 不可視化されるタイのムスリム
 ──イスラームの表象から見たタイ仏教と公共宗教 矢野秀武
 1 はじめに
 2 先行研究と資料
 3 インド世界とイスラーム(1849年から1867年)
 4 交渉・統治の対象としてのムスリム(1868年から1932年)
 5 希薄化するイスラームとムスリム(1932年から1969年)
 6 変化の兆し、変わらぬ眼差し(1970年から)
 7 結論
第七章 南アジアから公共宗教論を問い直す
 ──植民地近代とインド社会 外川昌彦
 1 近代世界と公共宗教
 2 アジアから見た公共宗教論──カサノヴァの問題提起から
 3 植民地近代のインドにおける公共宗教
 4 「国境を超える想像の共同体」

 第Ⅲ部 スラブの公共宗教論
第八章 危機時代における公共宗教としてのウクライナの正教会
 ──ポスト社会主義時代の新しい公共宗教のカタチ 高橋沙奈美
 1 はじめに──東方正教の世界とウクライナにおける正教会の独立問題
 2 ウクライナにおける宗教の公共性
 3 危機の時代と正教会
 4 今後の展望
第九章 公共宗教の光と影
 ──ポーランドにおけるカトリック教会と公教育 加藤久子
はじめに
 1 公共宗教論とポーランド
 2 公教育における宗教教育制度の変遷
 3 社会主義政権下における宗教教育の実情
 4 体制転換後(1989~)
 5 結 語

おわりに
索引
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