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中国注疏講義 経書の巻
古勝隆一
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出版社:法藏館 |
出版年:2022年09月 |
コード: 264p ISBN/ISSN 9784831877581 |
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「中国古典を自分の力で読んでみたくはありませんか」 注釈を利用して古典を読む。その手法を基礎と実践で学ぶための一冊です。
「「注釈を利用して古典を読む」というこの方法を身につけることができれば、儒教経典のみならず、諸子の書・歴史書・文学作品・仏教や道教の経典に対する注釈、そして日本において作られた漢文の注釈書などに対しても、広範に応用してゆくことも可能です。そのためにも、まず儒教経典の注釈の読み方を学ぼうではありませんか。」(「はじめに」より)
[本書の構成]
【基本篇】で、注釈の基本知識と、テキスト、辞書、参考書について学び、 【読解篇】で儒教経書である『孝経』『論語』『周易』『尚書』『詩』『礼記』『春秋左氏伝』の注釈を実践的に学びます。
【基本篇】 第一講 古 典 第二講 注 釈 第三講 『十三経注疏』の概要 第四講 字 形―文字学 第五講 字 音―音韻学 第六講 字 義―訓詁学 第七講 辞 書 第八講 句読・文法
【読解篇】 第九講 『孝経』の注を読む 第十講 『論語』の注を読む 第十一講 『周易』の注疏を読む 第十二講 『尚書』の注疏を読む 第十三講 『詩』の注疏を読む 第十四講 『礼記』の注疏を読む 第十五講 『春秋左氏伝』の注疏を読む
参考文献一覧 附 録(一) 訓詁のいろいろ 附 録(二) 多音字挙例 附 録(三) ピンインつき本文
目次: はじめに
【基本篇】 第一講 古 典 古典について/経書は難解である/経書とは/注釈と小学・辞書―古典を理解するいくつかの方法
第二講 注 釈 春秋時代と前漢時代のギャップ/前漢時代の「伝」や「記」/注と疏
第三講 『十三経注疏』の概要 『十三経注疏』とは/経・伝・注・疏・音義―五つの層/阮元本『十三経注疏』について
第四講 字 形―文字学 形・音・義―漢字の三要素/文字の変遷/小篆と『説文解字』/隷書以後/文字学とは
第五講 字 音―音韻学 音韻学について/音とは何か/『経典釈文』という注釈/『経典釈文』の音や義/多音字を識別する/『広韻』の利用
第六講 字 義―訓詁学 訓詁学/『爾雅』/『説文解字』
第七講 辞 書 注釈の訓詁が辞書になる/訓詁書と現代の辞書
第八講 句読・文法 句読について/文 法
【読解篇】 第九講 『孝経』の注を読む 経書の注釈を読む/『孝経』の注/開宗明義章の読解/『経典釈文』の「孝経音義」/経文のおさらい/『孝経』というやさしい経典/訓読文 コラム『孝経』―誰もが学ぶ儒教経典
第十講 『論語』の注を読む 『論語』の注/八?篇「与其媚於奥」章/『経典釈文』の「論語音義」/経文のおさらい/『太平記』に引用された『論語』/訓読文 コラム『論語』―古注と新注
第十一講 『周易』の注疏を読む 『周易』とその注疏/?辞下伝「古者包犧氏之王天下也」節/『経典釈文』の「周易音義」/経文のおさらい/訓読文 コラム『周易』―十翼をめぐって
第十二講 『尚書』の注疏を読む 『尚書』とその注疏/『尚書』金縢の冒頭/『経典釈文』の「古文尚書音義」/経文のおさらい/『三教指帰』に見える『尚書』の文言/訓読文 コラム『尚書』―現行本から遡る
第十三講 『詩』の注疏を読む 『詩』とその注疏/召南「羔羊」/『経典釈文』の「毛詩音義」/経文のおさらい/訓読文 コラム『詩』―『毛詩』以外の『詩』
第十四講 『礼記』の注疏を読む 『礼記』とその注疏/檀弓上「大公封於營丘」節/『経典釈文』の「礼記音義」/経文のおさらい/訓読文 コラム『礼記』―四十九篇の複雑さ
第十五講 『春秋左氏伝』の注疏を読む 『春秋左氏伝』とその注疏/隠公五年「春公矢魚于棠」段/『経典釈文』の「春秋左氏音義」/経文のおさらい/訓読文 コラム『春秋』―孔子の筆削をめぐって
おわりに 参考文献一覧
附 録(一) 訓詁のいろいろ 附 録(二) 多音字挙例 附 録(三) ピンインつき本文
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