最古の世界地図を読む 『混一疆理歴代国都之図』から見る陸と海
/龍谷大学アジア仏教文化研究叢書16
村岡倫 編
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出版社:法藏館 |
出版年:2020年02月 |
コード: 304p ISBN/ISSN 9784831863850 |
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最新の技術でよみがえった現存最古の世界地図―龍谷大学蔵『混一疆理歴代国都之図』を詳細に分析。当時の人々の世界認識に迫る。執筆=濱下武志・村岡倫・中村和之・岡田至弘・渡邊久。
目次: はしがき(村岡倫)
海洋が生んだ世界図――龍谷大学蔵『混一図』が示す海域像―(濱下武志) はじめに 一 『混一図』研究をめぐる諸課題 二 海洋から見た『混一図』 三 鄭和の大航海と海域世界 四 日本・琉球・東アジア海域をめぐる『混一図』の変化 五 琉球王国と東南アジア・日本・朝鮮・中国をつなぐ歴史文化情報 六 朝貢システムと海洋交易ネットワーク 七 東アジア・東南アジアにかけた朝貢体制の形成と琉球王朝『歴代宝案』 八 『混一図』と南洋――鄭和の西洋下りと琉球ネットワークの交錯 九 海洋文化と海神――海神媽祖と媽祖信仰圏 おわりに
モンゴル帝国時代の国境なき交流の道(村岡倫) 一 「龍谷図」の概略 二 日本はなぜ逆さまに描かれているのか 三 モンゴル高原と中国本土を結ぶ交通路の拠点「野馬川」 四 モンゴル高原と中央アジアを結ぶ交通路の拠点「稱海」 五 『混一図』に記されるモンゴル高原の地名と交通路 六 『混一図』に描かれた海岸線 七 仏教における世界認識の研究に向けて
『混一図』に描かれた北東アジア(中村和之) はじめに 一 『混一図』の北東アジア地域についての記載 二 『混一図』に見える女真と『日本図』の刀伊 三 モンゴル時代の黒龍江・宋瓦江と『混一図』 おわりに
『混一図』の保存のためのデジタル修復・複製(岡田至弘) 一 はじめに 二 「龍谷図」の現状および複製化 三 まとめ
「龍谷図」の彩色地名・歴代帝王国都および跋文(渡邊久) 一 『混一図』の彩色地名と歴代帝王国都 二 『混一図』の跋文について
執筆者一覧
龍谷大学アジア仏教文化叢書16 刊行の辞(楠淳證)
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