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愛民の朝鮮儒教 上製
井上厚史
出版社:ぺりかん社
出版年:2021年03月
コード:   418p   ISBN/ISSN 9784831515865
 
価格 6,820円
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現代の韓国においても根幹にあるとされる「愛民」思想を軸に、これまで否定的な評価しかされてこなかった朝鮮儒教を再評価し、「可能性としての朝鮮儒教」を描き出す。

目次:
はじめに

序章 封印された朝鮮儒教
 一 日本人と朝鮮儒教
 二 日本における朝鮮儒教研究の始まり
 三 朝鮮にはなぜ一人の仁斎も徂徠もいないのか?
 四 朝鮮儒教は低級なる朱子学か?
 五 朝鮮儒教は無意味な党争の繰り返しか?
 結語
第一章 井上哲次郎の儒教解釈と武士道
 はじめに
 一 精神と武士道
 二 儒教三部作と武士道
 結語
第二章 なぜ丸山理論は朝鮮儒教に当てはまらないのか
 はじめに
 「朱子学的思惟方法」の問題点
 結語
第三章 朝鮮儒教のルーツを求めて
 はじめに
 一 『性理大全』に収録された元朝儒教
 二 『四書大全』『四書輯訳』『四書章図纂釈』に収録された元朝儒教の特徴
 三 許衡と朝鮮王朝
 結語
第四章 朝鮮儒学における「心学」の位相
 一 朝鮮儒学の三つの捉え方――性理学、実学、心学
 二 朱子学後における宋学(程朱学)の「心学」化
 三 朝鮮で受容された「心学」関連テキスト
 四 「敬」を主とする「心学」
 五 「朝鮮心学」の特徴
第五章 李退渓の「誠」と王陽明の「誠」
 一 二つの「誠」
 二 「天即理」
 三 「四端」と「敬」
 四 「心」
 五 「誠」
 結語
第六章 鄭霞谷の「心」の解釈
 一 朝鮮陽明学と朝鮮心学
 二 鄭霞谷『心経集義』の特徴
 三 鄭霞谷と李退渓
 結語
第七章 「愛民」と「安民」の政治学
 一 朝鮮儒教の社会統治論
 二 「愛民」と「安民」
 三 「愛民」と「政治の発見」
 四 朝鮮儒学者と日本儒学者の「民」の解釈
 五 「愛民」の政治学的意味
 六 「愛民」と社倉論
 七 「愛民」と近代化
 結語
第八章 「天」観念の変容と韓日両国のナショナリズム
 はじめに
 一 朝鮮儒学における「天」の解釈
 二 日本儒学における「天」の解釈
 三 近代化と「儒学史」
 結語
第九章 愛国啓蒙運動と張志淵
 一 大韓帝国の保護国化と反発
 二 愛国啓蒙運動の展開と梁啓超
 三 張志淵における伝統と近代の相剋
 四 張志淵と高橋亨の論争
 五 晩年とその評価
第一〇章 儒教は「東アジア共同体」の紐帯となりうるか
 一 戦後日本人のアジア認識と儒教
 二 日本における「東アジア共同体」論と儒教
 三 儒教と「他社認識」
 結語

終章 「愛民」と君主論
あとがき
初出一覧
索引
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