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インド太平洋戦略の地政学 中国はなぜ覇権をとれないのか
ローリー・メドカーフ/奥山真司,平山茂敏 監訳/髙橋秀行,後瀉桂太郎,長谷川惇,中谷寛士 訳
出版社:芙蓉書房出版
出版年:2022年01月
コード:   452p   ISBN/ISSN 9784829508275
 
価格 3,080円
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“自由で開かれたインド太平洋”の未来像とは……強大な経済力を背景に影響力を拡大する中国にどう向き合うのか

コロナウィルスが世界中に蔓延し始めた2020年初頭に出版されたINDO-PACIFIC EMPIRE:China,America and the Contest for the world Pivotal Regionの全訳版。

・「インド太平洋」というアイディアはどこから生まれたのか、何を意味しているのか
・インド太平洋地域において性急な拡張政策をとる中国の内在するリスクとは?
・アメリカ・バイデン政権はパワーを維持することができるのか
・インド太平洋というグローバル経済を牽引する地域のダイナミズムが2020年代以降の世界情勢にどのように影響するのかを、地政学的観点から説明する
・インド太平洋地域を独占しようとする中国の挑戦に断固とした態度で臨むことの重要性を、国際政治、外交・安全保障、経済、技術など多角的観点から説く

「本書は、2030年以降の世界の深層を流れる地政学的潮流をたどりながら、海洋にまたがる国際的な連接と競争の歴史を語るために地図を傾けて見よう、という本なのだ。…本書は戦争を奨励したものではない。いわゆる“反中”本でもない。むしろ多極化を支持する本なのだ」(「日本語版まえがき」より)


目次:

日本語版まえがき(ローリー・メドカーフ)
日本語版刊行に寄せて(兼原信克)

第1章 名称、地図、そして権力
 「インド太平洋」という超特急に乗れ その名前には何が含まれているのか?
 メンタルマップと物理的な事実
 境界線を打ち壊す
 過去の海図を描く
 現状の争い:多くのプレイヤーや階層
 地経学
 軍事力
 外交
 ナラティブをめぐる戦い
 未来を守る:戦争と平和、生存と戦略
 ブリッジングとバランス、陸と海

〈過去〉

第2章 アジアの水面下の歴史
 地図を傾けて見る
 奥深い歴史、幅広い水平線
 インド洋の重心
 中国の初期の進出
 西方よりの風:インド太平洋の植民地化
 地図づくりによるつながり
 帝国の系譜
 地政学の闘技場

第3章 国家による波乱の航海:地域の故郷を求める探求の旅
 偽りの春
 反目と分離
 インドと中国:巨大な分断
 インド太平洋に響き渡る反響と予感
 太平洋と出会うアジア
 「アジア太平洋」という舞台
 東アジアの進撃:奇跡、はかない希望、誤った呼び名
 大嵐と首脳会談

第4章 インド太平洋の台頭
 海賊とパートナーシップ
 海における事実:中国の危機的状況
 押し戻しとピボット
 ワシと象
 象とドラゴン
 四カ国の仲間たち
 プレゼンスと「真珠」
 海上シルクロードをたどる
 オーストラリアが命名した場所
 海を越えた言葉
 不確実性の時代
 インド太平洋の移り変わり

〈現在〉

第5章 ゲームと主なプレイヤーたち
 パワーゲーム
 国家はビリヤードの玉ではない
 中国
 インド
 アメリカ

第6章 数多のプレイヤー 
 日本
 オーストラリア
 インドネシア
 多様な国が集う海
 グローバルなインド太平洋地域

第7章 狙われるウォーターフロント
 海を観察する
 風向が変わる貿易風
 火に油を注ぐ
 多帯多路

第8章 拡大する戦線
 中国のインド太平洋軍事地図
 基地をめぐる競争
 戦略的空間と現実
 水面下の闘争
 核の影
 外交をつくりあげるもの
 丼の中をさまよう
 ナラティブを巡る戦い:最前線に立つオーストラリア
 あらゆる分野で、あらゆる手段で

〈未来〉

第9章 不信の海を航行する
 ブラック・スワンとブラック・エレファント
 共倒れもしくは崩壊:不安の連続
 次なる段階へ
 共存への道筋を描く
 原則その一:開発
 原則その二:抑止
 原則その三:外交
 原則その四:団結
 原則その五:レジリエンス
 開かれた海

訳者解説(後瀉桂太郎)
監訳者あとがき(奥山真司・平山茂敏)
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