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大陸反攻と台湾 中華民国による統一の構想と挫折 上製
五十嵐隆幸
出版社:名古屋大学出版会
出版年:2021年09月
コード:   402p   ISBN/ISSN 9784815810344
 
価格 5,940円
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米中両大国のはざまで見落とされてきた台湾の「大陸反攻」をはじめて解明。大陸奪還と中国統一を目標に展開された軍事・外交政策の実像とその変容を、「蔣経国日記」など最新の資料から浮き彫りにするとともに、今日の東アジア国際政治の最大の焦点となっている台湾海峡危機の全体像を歴史的視野で描き出す。


目次:
 はじめに
 巻頭地図

序 章 大陸反攻と台湾
 1 台湾に存続する中華民国の大陸反攻
 2 先行研究と史資料
 3 本書の論点と構成

第1章 大陸反攻の起源とその展開——1949~1957
 はじめに
 1 中華民国政府の台湾への撤退
 2 冷戦の影と大陸反攻
 3 第一次台湾海峡危機と「米華相互防衛条約」
 4 大陸反攻作戦の準備再開
 小括

第2章 「蔣介石=ダレス共同コミュニケ」と大陸反攻——1957~1960
 はじめに
 1 第二次台湾海峡危機の勃発
 2 「蔣介石=ダレス共同コミュニケ」
 3 第二次台湾海峡危機の収束と反攻作戦準備の再開
 4 大陸反攻の好機を求めて
 小括

第3章 「攻勢作戦」の限界と「攻守一体」への転換——1961~1969
 はじめに
 1 大躍進政策の失敗と単独反攻作戦の構想
 2 核実験の成功と完全単独反攻作戦の構想
 3 ベトナム戦争に乗じた米華共同反攻作戦の構想
 4 文化大革命と共同反攻作戦の断念
 5 新たな国家戦略の検討
 6 「攻勢作戦」から「攻守一体」への戦略転換
 小括

第4章 ニクソンの対中接近と蔣介石から蔣経国への権力移行——1969~1972
 はじめに
 1 「グァム・ドクトリン」と蔣介石の執念
 2 「攻守一体」戦略への移行初期における国軍
 3 ニクソン・ショックと国連からの「脱退」
 小括

第5章 「予想される対米断交」と蔣介石死後の大陸反攻——1972~1978
 はじめに
 1 蔣経国の行政院長就任と日華断交
 2 台湾を取り巻く国際環境の複雑化
 3 アメリカの軍事的コミットメントの変化
 4 蔣介石の死去と蔣経国による「今後の国防方針」
 5 共産党指導者の相次ぐ死去と単独反攻作戦の構想
 小括

第6章 蔣経国の総統就任と米華相互防衛条約の終了——1978~1983
 はじめに
 1 蔣経国の総統就任とアメリカの対華武器売却
 2 米華断交と「台湾関係法」
 3 アメリカに頼らぬ単独防衛体制の整備
 4 大陸反攻の残された希望とレーガン政権
 小括

第7章 大陸政策の再定義と大陸反攻任務の解除——1984~1991
 はじめに
 1 「台湾防衛」型軍隊への改編と戒厳令の解除
 2 蔣経国から李登輝に託された「中国統一」の責任
 3 大陸反攻の終焉
 小括

終 章 台湾に在る中華民国政府の選択
 1 「正統中国」の原則と大陸反攻の終焉
 2 1991年以降の台湾をめぐる安全保障

 注
 あとがき
 参考文献
 索引
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