商民運動の研究 1924-1930
上製
朱英/趙霞 訳
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出版社:京都大学学術出版会 |
出版年:2023年11月 |
コード: 502p ISBN/ISSN 9784814004973 |
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1920年代、中国・国民革命運動期。「北伐」の嵐が吹き荒れるなか民衆運動も高ぶりを見せた。だが、歴史研究において等閑に付されてきた運動がある。「商民運動」。国民党も共産党も注意を向けなかったという誤解が研究を阻んできた商民運動は、他に比するほどに時代に影響を与えた。その運動発動から終息までつぶさに論じる画期的成果。
目次: 序論 商民運動と近代中国史の研究 一 商民運動研究の軽視による欠陥 ニ 近年の商民運動に関する先行研究 三 商民運動研究の更なる拡大 四 本書の構成、及び内容
第一章 商民運動発動の後れ 一 商民運動の遅れと発動の理由 二 商民運動に対する国民党の重視
第二章 国民党の商民運動に対する方略 一 各種商人に対する策略 二 商人団体に対する策略 三 その他の関連策略 四 「商民協会規則」の実施
第三章 商民運動の発動——広東を例に 一 中央商民部の設置と商民運動の発動 二 広東省商民部の設立と商民運動の初期発展 三 広東における商民運動の更なる発展
第四章 商民運動の拡大——湖南省を例に 一 国民党湖南全省第二回代表大会の開催 二 湖南商民運動の発動と拡大
第五章 商民運動の発展——湖北を例に 一 湖北地域における商民協会の成立 二 武漢地域における商民運動の隆盛 三 国共両党の紛争の下の武漢商民運動
第六章 商民運動の余波——上海を例に 一 上海商民協会の成立 ニ 新情勢における上海商民運動
第七章 商民運動期における商民協会と商会 一 商民協会と商会との対立の原因および現れ 二 商民運動期間における商民協会と商会との協力 三 国民党中央委員会の商会に対する政策の変化
第八章 商民運動の終結 一 上海商民協会の商人団体の統一要求 二 国民党三全大会期間中の商会の存廃をめぐる争い 三 上海総商会の「閉門」騒動 四 商民協会の廃止と商民運動の終結
結論 一 商民運動の効果 二 商民運動の欠陥
参考文献 索引
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