香港の反乱2019 抵抗運動と中国のゆくえ
上製
區龍宇/寺本勉 訳
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出版社:柘植書房新社 |
出版年:2021年10月 |
コード: 336p ISBN/ISSN 9784806807544 |
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香港における民衆の闘いは、新型コロナウイルスのパンデミックを巧みに利用した中国政府の弾圧によって、中短期的にはなかなか展望を見出しにくい状況にある。しかし、著者は「香港の未来が現状から直線的に発展していくと想像すべきではない。われわれは思いがけない事件や衝撃に備えなければならない。闘いは依然としてわれわれの先にある」と本書の中で指摘し、だからこそ「将来の好機をつかむためには、二〇一四年と二〇一九年の両方の経験を通して考え、正しい教訓を引き出すことが必要である」と強調している。(訳者あとがきから)
目次: 日本語版への序文 謝辞/序文 序章 本書の概要
第一章 反乱のアウトライン 前段階としての二〇一四年の雨傘運動 反動の五年間 誰もが標的になる法案 運動の四つの段階 運動についての最初の評価
第二章 反乱の当事者たち 北京とその香港での傀儡(かいらい) 香港の大物たち 一九九七年世代 勇武派 「本土派」政党を持たない「香港本土主義」? 泛民とその支持層 労働組合と労働運動 反体制派公務員 中国本土住民 女性とマイノリティの参加 まとめ
第三章 反乱でのさまざまな闘い 六月の三つの重要な日 七月一日:立法会ビル占拠 七月二一日:警官が組織的犯罪者の肩をたたいたとき 八月五日のゼネラル・ストライキとその影響 九月・一〇月における若者の急進主義 二つの大学での一一月闘争
第四章 反乱の問題点 スローガンとシンボル 「自然発生性」対「ステージ」 暴力対非暴力 階級問題 戦術と戦略 香港的な特徴を備えた政治的スペクトル 外国勢力
第五章 ドラゴンとガチョウとコロナウイルス ドラゴンとガチョウ 香港国家? 中国共産党のアキレス腱 ドラゴンがウイルスに感染するとき 香港人はどれくらい「西洋化」されているのか? 香港に対する北京の新たな攻撃
二〇一九年香港反乱関係年表
訳者あとがき
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