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神異僧と美術伝播
上製
百橋明穂,田林啓 編
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出版社:中央公論美術出版 |
出版年:2021年02月 |
コード: 272p ISBN/ISSN 9784805508886 |
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「神異僧」(じんいそう)とは、主に中国を中心とする東アジアの仏教文化において、常人ならざる法力でもって生前・没後に怪異・奇跡を起こし、崇敬を集めた僧侶のこと。本書でとりわけ注目される神異僧の劉薩荷(りゅうさっか)は、中国では聖人と崇敬される一方で、日本では冥界の罪人として描かれる(『六道絵』極楽寺所蔵)など、日中でのまったく異なる性質に近年注目が集まっている。文学、美術、伝承など様々な媒体に登場する彼ら神異僧の存在は、学際的視野のもと、仏教美術研究の新たな可能性を秘めている。本書は、2017年に大和文華館で開催された、神異僧をめぐるシンポジウムをもとにした画期的な論文集である。
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