近代中国人日本留学の社会史 昭和前期を中心に
上製
周一川
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出版社:東信堂 |
出版年:2020年02月 |
コード: 382p ISBN/ISSN 9784798915951 |
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中国人留学生史の詳録――その総数、統計分析、オーラル・ヒストリー 外国人留学生最大である10万人を超える中国人留学生が、現在の日本社会を構成する一員として存在している。日本にやって来る中国人留学生の実態は、特に近代以降、両国の国内情勢、日・中二国間関係、国際情勢が目まぐるしく変わる中で激動してきた――。 日・中の膨大な史資料より近代における中国人留学生の総数を明らかにし、それら数字の統計的分析、そして留学生たちのオーラル・ヒストリーによる事例研究といった、定性・定量を包括した研究アプローチを通して、わが国における中国人留学生近代史の全体像を浮かび上がらせた力作。
目次 まえがき 序章 第Ⅰ部 基礎的資料の整理と分析 第1章 文部省の統計(1906-1926年) 第2章 日華学会編中国人留学生名簿(1927-1944年) 第3章 中華民国留日学生監督処の関連資料(1906-1923、1929、1933年) 第4章 駐日満洲国大使館編『満洲国留日学生録』(1935-1943年) 第5章 小括―総人数統計の相対性―
第Ⅱ部 統計から見る日本留学の実態 第6章 国民政府時期の日本留学(1928-1937年) 第7章 「満洲国」の教育再建と日本留学 第8章 戦時下における日本留学 第9章 小括―近代における中国人海外留学の趨勢(日本とアメリカ留学の比較)―
第Ⅲ部 戦時下留学生の事例研究 第10章 東京女子医学専門学校の留学生 第11章 奈良女子高等師範学校の留学生 第12章 「満洲国」留学生予備校第3期卒業生をめぐって 第13章 小括―戦争に巻き込まれた留学生たち― 終章―近代中国人日本留学の社会史― 資料編 日華学会編中国人留学生名簿(1927-1944年) あとがき
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