憑依と抵抗 現代モンゴルにおける宗教とナショナリズム
島村一平
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出版社:晶文社 |
出版年:2022年03月 |
コード: 396p ISBN/ISSN 9784794973030 |
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憤激の呪言(ライム)響く国。格差と抑圧に差し込む一筋の光とは。 高級・高層ビルが乱立し、加速度的に情報化する都市を「感染するシャーマン現象」が侵食しているのはなぜか。
人々の熱い息吹を伝える、現代モンゴルの素描たち。
「排除/憑依/反抗」をキーワードに、いまだ知られざる現代モンゴルの深層を明らかにする。
シャーマニズム、ヒップホップ、化身ラマ、民族衣装、そしてチンギス・ハーン。現代モンゴルを理解する上で欠かせない「貫く論理」をそれぞれの断片に見出す。
グローバル化と呪術化の間で揺れ動くその姿とは。
目次: はじめに
第1部 グローバル世界を呻吟する 1:シャーマニズムという名の感染症 2:地下資源に群がる精霊たち 3:憤激のライム コラム:あるマンホール・チルドレンとの出逢い
第2部 社会主義のパラドクス 4:秘教化したナショナリズム 5:社会主義が/で創造した「民族の英雄」チンギス・ハーン 6:呪術化する社会主義 コラム:深夜の都市でボコられる
第3部 連環する生と死 7:シャーマニズム、ヒップホップ、口承文芸 8:生まれ変わりの人類学 コラム:古本屋のB兄
第4部 民族文化のゆくえ 9:コスプレ化する民族衣装 10:“モンゴル化”する洋装と匈奴服の誕生
あとがき 初出一覧 引用・参考文献一覧
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