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沖縄の植民地的近代 台湾へ渡った人びとの帝国主義的キャリア /神戸学院大学現代社会研究叢書 上製
松田ヒロ子
出版社:世界思想社
出版年:2021年03月
コード:   274p   ISBN/ISSN 9784790717546
 
価格 4,180円
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沖縄にとって〈植民地〉とは何だったのか?
琉球併合以来、日本人による差別と偏見に苦しんだ沖縄の人びとは、植民地支配下の台湾でどのように生きたのか。支配―被支配の間を往復した人びとの経験から、沖縄の近代と日本帝国主義を再考する。

目次:
序 章 沖縄の近代を再考する
 一 境界領域としての沖縄
 二 台湾の植民地化と人の移動
 三 植民地帝国のモダニティ
 四 沖縄県と台湾間の人の移動
 五 主観的資料と日本帝国史
 六 本書の構成と表記について

第一章 沖縄の人びとはなぜ海外へ向かったのか?
 一 沖縄海外移民の幕開け
 二 海外移民と沖縄系移民コミュニティ
 三 「総督府王国」の成立と沖縄系移民
 四 植民地台湾のエスニック・コミュニティ
 五 小括

第二章 帝国の拡張と八重山の近代
 一 フロンティア開拓と住民の抵抗
 二 資本主義経済への包摂
 三 植民地開発と八重山社会への影響
 四 農民の周縁化と台湾への移動
 五 なぜ八重山住民は台湾へ向かったのか?
 六 小括

第三章 「出稼ぎ者」の帝国主義的キャリア形成
 一 内地延長主義のもとの人の移動
 二 〈支配者〉と〈被支配者〉の間
 三 より良い将来を求めて
 四 ジェンダー化された帝国主義的キャリア
 五 「日本人」への同化と象徴的地位の上昇
 六 小括

第四章 植民地医学と帝国主義的キャリア形成
 一 沖縄県における近代医療の萌芽
 二 近代医学教育の展開
 三 沖縄から台湾へ――山口秀高の軌跡
 四 植民地医学と南方進出
 五 なぜ台湾の医学校なのか?
 六 植民地医学校卒業の後
 七 小括

第五章 帝国日本のクレオール
 一 霧社(むしゃ)の警察官の息子
 二 植民地で生まれた閩人(びんじん)三十六姓の子孫
 三 帝国主義的キャリア形成と転籍・改姓名
 四 日本人・琉球人・台湾人の狭間で
 五 帝国の人類学と沖縄人の誇り
 六 小括

第六章 米軍統治下沖縄への「帰還」
 一 戦時下の台湾と沖縄系移民
 二 終戦直後の台湾
 三 琉僑として、ふたたび沖縄人へ
 四 沖縄は故郷か?――帰還移民として生きる
 五 引揚者の沈黙
 六 帝国主義的キャリアの戦後
 七 小括

おわりに
あとがき
ライフヒストリー調査のインフォーマント
沖縄・台湾年表
参考文献リスト
事項索引
人名索引
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