チベット 謀略と冒険の史劇 アメリカと中国の狭間で
倉知敬
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出版社:社会評論社 |
出版年:2017年06月 |
コード: 368p ISBN/ISSN 9784784513598 |
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民族独立抗争の主役となった志士、東西冷戦の国際情勢のなかで活躍した諜報員、民族支援に挺身した宣教師、人権擁護に燃えるジャーナリストなどの足跡をたどり、チベット民族抗争に命を賭けた人びとの冒険の物語を読み解く。
目次: 序章 二十世紀チベット史の軌跡が語るものは何か 第1章 米空軍輸送機がチベットに墜落した──その背景にある英露米中の絡み合い 第2章 米諜報局CIA密使のチベット高原縦断記録──アメリカの本格的介入が始まった 第3章 東西冷戦の孤児となったチベット──カンバ族の蜂起と冷徹な国際情勢の矛盾 第4章 チベット解放を目論むCIA謀略顛末記──ゲリラ蜂起武器空輸、米印連携ムスタンゲリラ、中印国境紛争支援 第5章 チベット支援に生涯を捧げた冒険男パターソンの物語──秘境探検行から民族抵抗の軌跡まで、その真相を語る証人 第6章 チベット民族壊滅を図った中国共産党政権の残虐行為を暴く──勇敢な英国女性が企てた、その証拠を探究する旅 第7章 モンゴル族が人民解放軍チベット侵略を先導した──最強の騎馬軍団を育てたのは満州国関東軍だった 第8章 「天」の国は「夷」を駆逐する チベット民族抗争史の背景にある中国共産党政権「百年マラソン」戦略 終章 チベットの教訓
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