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花岡の心を受け継ぐ 大館市が中国人犠牲者を慰霊し続ける理由
池田香代子,石田寛,小畑元,川田繁幸,内田雅敏,山本陽一,谷地田恒夫
出版社:かもがわ出版
出版年:2021年07月
コード:   242p   ISBN/ISSN 9784780311686
 
価格 1,980円
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大館市は世界に誇る日本の宝である。

終戦末期の中国人強制連行事件の中で、集団脱走にまで至った犠牲者の多さで知られる花岡事件。しかし、加害企業と犠牲者が初めて和解を達成した。同時に、戦後ずっと花岡町そして合併後の大館市と、保守か革新かを問わず行政が慰霊を続けてきたことでも特筆される。
なぜそんなことが可能になったのか、関係者への綿密なインタビューで明らかにする。
現在の徴用工、慰安婦問題を解決するヒントがそこには存在する。

目次:
はじめに 花岡事件とは
第一章〈出発期〉 行政の責任で慰霊を開始した山本常松さんのこと
第二章〈発展期〉 大館市による継承と革新市政時代を中心に――石田寛さんに聞く
第三章〈定着期〉 保守市政時代も続いてきた死者を悼む心――小畑元さんに聞く
第四章 市民運動の側から姿勢を見つめてきて――川田繁行さんに聞く
補章 花岡、西松、三菱マテリアルの和解から学ぶこと――内田雅敏さんに聞く
あとがき(池田香代子)
花岡事件関係略年表
〈フィールドワーク〉花岡事件の記憶をたどる
主な花岡事件関係著作一覧
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