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近代中国の国家主義と軍国民主義 上製
小野寺史郎
出版社:晃洋書房
出版年:2023年01月
コード:   206p   ISBN/ISSN 9784771036826
 
価格 4,620円
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現在の中華人民共和国を特徴づける「政党国家体制」と「党軍」というシステムは、いかにして成立したのか。
本書は、近代中国の知識人たちによる、国民と国家、社会と軍隊、民衆と知識人の3つの関係をめぐるさまざまな論争の展開を繙くことで、近代中国の軍事観・平和観の特徴を分析するとともに、このシステムが形成された背景を追究する。

目次:
第1章 中国における「民族主義」と「国家主義」の起源――梁啓超を中心に――
 はじめに
 1 梁啓超の「民族主義」
 2 「民族主義」の流行と変容
 3 革命派の「民族主義」と梁啓超の「国家主義」
 おわりに

第2章 清末民初のミリタリズム
 はじめに
 1 清末におけるミリタリズムの展開とその特徴
 2 辛亥革命とミリタリズムの再編
 おわりに

第3章 科学とミリタリズム――中国における第一次世界大戦報道とその思想的影響――
 はじめに
 1 中国における大戦報道――『東方雑誌』を中心に――
 2 多様な大戦観とその衝突
 おわりに

第4章 第一次世界大戦期の中国知識人と「愛国」の群衆心理――陳独秀を中心に――
 はじめに
 1 文明・理性・公理と野蛮・感情・強権
 2 五四運動前後の変化
 3 五四運動評価の変遷
 4 社会運動から政治運動へ/群衆心理の否定から利用へ
 おわりに

第5章 民族か、階級か――1920 年代中国における「国家主義」の展開――
 はじめに
 1 国家主義的教育と中国青年党の成立
 2 『醒獅』の創刊
 おわりに

第6章 デモクラシーとミリタリズム――1920 年代中国の軍事・社会論――
 はじめに
 1 第一次世界大戦後中国の軍事観――「公理」と「強権」の関係――
 2 国家主義からの軍事教育論――「自由」と「服従」の関係――
 3 黄埔軍校の兵制構想――義務民兵制への期待――
 おわりに

第7章 近代中国の平和論――「中華民族酷愛和平」考――
 はじめに
 1 梁啓超の「現実主義」的平和論
 2 孫文の「国民性」的平和論
 3 第一次世界大戦と「平和」の語り方 
 4 「酷愛和平」の一般化
 おわりに
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