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台湾メディアと日本 「日本へのまなざし」はどのように生み出されているのか 上製
八幡耕一,楊韜 編著
出版社:晃洋書房
出版年:2020年03月
コード:   248p   ISBN/ISSN 9784771033238
 
価格 3,850円
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台湾社会に顕著な日本への関心には、誰が、どのように関わっているのか。日本における台湾メディア研究の空白を埋める一冊。「日本」という記号の送り手たちの素顔に迫る。
台湾は日本をどう見ているのか。台湾はなぜ親日的なのか。マスメディアからソーシャルメディアまで、台湾社会に顕著な「日本への関心」を生み出す構造を解き明かす現代台湾メディア論。台湾に少しでも滞在すれば、テレビから流れてくる日本に関するニュースや日本を特集した番組、そして街角に溢れる日本語を配した広告など、「日本へのまなざし」に気づくはずである。台湾の新聞やテレビに表れた日本という記号は、さらに個人のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて台湾社会に拡散していく。(中略)そうしたことを知ることは、現代台湾の理解を深めることにつながるだけでなく、日台関係の将来展望を考える上での貴重なヒントを私たちに与えてくれるはずである。(「はしがき」より)

目次:
第1章 台湾メディアと日本――「日本」という記号の送り手たちへの注目――
 はじめに
 (1)日台間の人的往来の歴史と現状
 (2)日台関係の潮流:経済領域から文化領域へ
 1 台湾メディアにおける「日本へのまなざし」
 (1)台湾メディアの近現代史
 (2)台湾メディアの現状:自由化から過当競争へ
 (3)台湾メディアの宿痾:二大政党制と対外関係
 2 求められる双方向性
 (1)メディア環境の今日的変容が及ぼす日台関係への影響
 (2)日本における台湾メディア研究
 (3)台湾メディアの「送り手」に着目する意義

第2章 「日本へのまなざし」はどのように生み出されているのか――台湾メディア関係者への聞き取り調査から――
 1 テレビ業界関係者の聞き取り調査から
 (1)TVBS 徐啟芳氏、卓凝香氏(新聞局国際部・主任および副主任)
 (2)公共電視文化事業基金会(公共テレビ) 陳慶立氏(研究発展部・研究員)
 (3)台湾電視(台湾テレビ) 陳佩君氏(新聞部採訪中心・副主任)
 2 新聞業界関係者の聞き取り調査から
 (1)聯合報 蔡佩芳氏(東京特派員)
 (2)自由時報 林翠儀氏(東京特派員)

第3章 「核食」論争――台湾メディアにおける福島原発事故以降の日本食品輸入問題の報道――
 はじめに
 1 背景・対象・方法
 (1)背景
 (2)対象および方法
 2 ユーチューブ動画から論争の争点を探る
 3 事例研究① テレビ特集番組「中天調査報道」
 4 事例研究② 「福島核災 世紀之殤 3・11七周年独家紀実」
 5 事例研究③ 特集「日本核災区食品専題」
 6 インタビュー調査から得られた知見
 (1)陳佩君氏(台湾テレビ)から得た知見
 (2)林翠儀氏(自由時報)から得た知見
 (3)蔡佩芳氏(聯合報)から得た知見
 7 論争のゆくえ

第4章 日本からの健康――台湾における日本の健康食品広告に関する分析――
 はじめに
 1 先行研究のレビュー:「ヘルス・リテラシー」の観点から
 2 研究方法
 3 研究結果と分析
 (1)台湾の健康食品管理と日本の健康食品管理の違い
 (2)台湾における日本の健康食品広告の現況分析
 おわりに

第5章 台湾メディアの日本関連報道およびその生成策略
 はじめに
 1 文献研究
 2 研究方法
 3 調査結果
 (1)北海道胆振東部地震に関するニュース報道の分析
 (2)関西国際空港の送迎問題事件に関するニュース報道の分析
 (3)安倍首相の中国訪問に関するニュース報道の分析
 (4)日本関連報道の背後にある制作要因の検討
おわりに
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