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20世紀東アジアのポリティカルエコノミー
朴一
出版社:晃洋書房
出版年:2019年03月
コード:   240p   ISBN/ISSN 9784771031968
 
価格 2,750円
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韓国、北朝鮮、中国、台湾など東アジア諸国の20世紀の政治経済変動の変化と連続性に迫る。東アジアの20世紀を国際経済と国際政治の両面から検証し、21世紀の行方を展望する
経済植民地近代化と戦後補償問題、開発独裁と労働統制、労働運動と民主化、通貨危機と経済のグローバル化、政治発展と経済民主化など、20世紀の東アジアを飾った政治・経済のジレンマに切り込んだ著者30年間の労作。

目次:
第1章 植民地近代化――日本による朝鮮植民地開発の光と影――
 はじめに
 1 日帝による植民地期朝鮮の開発とその実態
 2 植民地期朝鮮の工業化をめぐる論争
 3 植民地工業化が解放後の韓国社会にもたらしたもの
 おわりに

第2章 戦争と国際労働移動――慰安婦問題と戦場の性暴力――
 はじめに
 1 日中戦争期における朝鮮から中国への朝鮮人女性が慰安婦として動員された背景
 2 朝鮮半島で慰安婦はどのように集められ、戦地中国に動員されたのか
 3 慰安婦問題をめぐる日韓の攻防
 おわりに

第3章 開発独裁
 1 独立後の東アジアにおける経済体制
 2 開発独裁論の課題
 3 ポストコロニアリズムとしての開発独裁
 4 開発独裁体制は開発モデルになりうるか

第4章 労働統制と労働運動
 はじめに
 1 シンガポールの経験
 2 台湾の経験
 3 韓国の経験
 4 1960年代から90年代における労働統制様式の変化と連続性

第5章 技術移転と東アジアの構造変動
 1 世界経済の新たな核
 2 「フルセット」主義の弊害
 3 技術移転と東アジア
 4 不均衡は改善してきたか?
 5 「脱亜」から「入亜」に転じた日本
 6 富裕化ゲームの末路は?

第6章 社会主義、輸入代替、輸出志向――20世紀の開発システムをどう見るか――
 はじめに――3つの開発モデル説に対する疑問――
 1 韓国と台湾の輸入代替工業化政策は「失敗」だったのか
 2 輸出志向工業化の光と影――韓国と台湾の事例――
 3 社会主義計画経済の理想と現実――中国と北朝鮮の事例――
 4 東アジアにおける開発モデルの転換
 おわりに――21世紀における開発モデルの課題――

第7章 通貨危機――韓国は通貨危機にどう立ち向かったのか――
 はじめに
 1 韓国における通貨危機の歴史的背景
 2 構造改革をめぐる葛藤
 3 構造改革で揺れる韓国社会
 おわりに

第8章 グローバリズムの代償――韓国における反米感情と対米依存のジレンマ――
 はじめに
 1 反米感情の政治的背景
 2 反米感情の経済的背景
 3 新しい韓米関係を求めて
 おわりに

第9章 経済協力と経済制裁――太陽政策期における北朝鮮の政治・経済システムの変化と連続性――
 はじめに
 1 太陽政策と北朝鮮の経済改革
 2 南北経済協力の光と影
 3 南北経済協力の行方
 おわりに

第10章 改革開放か、それとも経済統制の強化か――北朝鮮の苦悩――
 はじめに
 1 南北衝突の背景
 2 市場経済化を警戒する北朝鮮当局
 3 金王朝を支えてきた2つの勢力
 4 反「改革派」勢力の暴走
 おわりに――国際社会は北朝鮮とどう向き合うべきか――

第11章 曖昧な経済システム――中国経済をどうみるか――
 はじめに
 1 中国経済論から中国経済学へ
 2 中国経済を貫く「曖昧な制度」とは
 3 「曖昧な制度」の出自
 4 多様な領域で機能している「曖昧な制度」
 5 「曖昧な制度」が引き起こす諸問題
 6 「曖昧な制度」の解明からすべての地域研究は始まる

第12章 経済民主化――韓国における経済格差改善への取り組み――
 1 問題意識と本章の課題
 2 進歩派政権による「経済民主化」の模索
 3 保守派政権による「経済民主化」政策
 おわりに
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