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台湾の海洋安全保障と制度的展開 上製
河村有教 編著
出版社:晃洋書房
出版年:2019年06月
コード:   312p   ISBN/ISSN 9784771031807
 
価格 3,960円
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台湾の「海洋管理」に焦点をあて、台湾の抱える問題に鋭く切り込む。
日台漁業取決め、尖閣諸島、台湾の領海制度と台湾海峡を挟んでの中国との問題、フィリピンと中国との間の南シナ海仲裁裁判が台湾に与える影響、台湾への密航・密輸犯罪の問題、台湾の海上法執行機関組織及びGPS捜査や海上デモの取締りなど、日台研究者が台湾の「海洋問題」について、法学・政治学の観点から分析する。

目次:
序章 台湾の海洋安全保障政策と海上保安法制の展開

第Ⅰ部 台湾政治の変化と海洋安全保障政策
 第1章 海洋問題をめぐる台湾の政治過程――馬英九政権を中心に――
 第2章 「日台漁業取決め」に基づく法形成と課題
 第3章 「南シナ海仲裁案件」に対する台湾の反応とその国際法的意義――新たな南シナ海政策か?――
 第4章 台湾社会にみる尖閣諸島をめぐる3つのナショナリズム
 第5章 台湾海峡をめぐる両岸関係と中国海軍の増強

第Ⅱ部 台湾の海上保安法制の制度的展開
 第6章 台湾における海上法執行機関の法構造
 第7章 台湾不法入国罪について――理論的・実務的問題点の検討――
 第8章 台湾の領海制度をめぐる一考察
 第9章 台湾の海上密輸犯罪――「密輸処罰条例」及び「煙草酒管理法」を中心に――
 第10章 台湾におけるGPS捜査について――高雄地方裁判所2016年易字第110号判決の検討を中心に――
 第11章 海域における集会・デモの自由と取締り
 第12章 台湾における「外国」漁船の取締りについて――対中国大陸漁船を中心に――
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