嶽麓書院所藏簡《秦律令(壹)》譯注
上製
宮宅潔 編
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出版社:汲古書院 |
出版年:2023年03月 |
コード: 610p ISBN/ISSN 9784762967276 |
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古代人が記した法文の断片に挑む、分析と考究の一冊!
【序論より】(抜粋) 本書は、京都大學人文科學研究所の研究班(「秦代出土文字史料の研究」班、二〇一六~二〇二〇年度、「秦漢法制史料の研究」班、二〇二一~二〇二五年度)で會讀した、嶽麓書院所藏《秦律令(壹)》の譯注、ならびに關連する研究箚記から成る。譯注篇については、すでに「嶽麓書院所藏簡《秦律令(壹)譯注稿」を『東方學報』に發表してきたが、今囘それらに必要な校訂・修正をほどこし、一つの譯注にまとめた。そして新たに、解釋の難しい語句や更なる掘り下げが可能な術語・條文に關して考證篇を用意し、譯注の内容を補うこととした。
目次: 序論――嶽麓書院所藏簡《秦漢律(壹)》解題[宮宅潔 譯注篇 凡例 第一組譯注 第二組譯注 第三組譯注 考證篇 居縣[安永知晃] 身分呼稱としての「君子」[齋藤賢] 計時[曹天江] 故塞徼外蠻夷――故塞・故徼のむこう側――[太田麻衣子] 工室[林怡冰] 動産賣買の質[宗周太郎] 執法[土口史記] 名詞の後につく「所」[角谷常子] 蜀邑――關連する諸問題の考證――[楊長玉] 屬尉佐[西眞輝] 廷内史郡二千石官共令[宮宅潔] 同居――世帯構成員を指す法律用語――[鷲尾祐子] 論令出會之[鷹取祐司] 嶽麓〔肆〕341~342簡の考察[目黒杏子] 嶽麓〔肆〕366~371簡「毌奪田時令」をめぐって――律令と官箴のあいだ――[佐藤達郎] あとがき 索引
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