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詳細情報
荆楚歳時記新考 上製
中村裕一
出版社:汲古書院
出版年:2021年07月
コード:   378p   ISBN/ISSN 9784762966750
 
価格 11,000円
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各時代の類書の記事(逸文)を検討し、現行本文の矛盾を解明――碩学が蘊蓄を傾けた意欲作!

目次:
はじめに
第一章 『荆楚記』と『荆楚歳時記』
 一 はじめに
 二 『荆楚記』について
 三 『荆楚歳時記』の成立時期
 四 『藝文類聚』所引の『荆楚記』 
 五 『舊唐書』経籍志の『荆楚歳時記』について
 1 『舊唐書』経籍志の記載内容の年代
 2 『舊唐書』経籍志に記載する『荆楚歳時記』
 六 十世紀以降の『荆楚歳時記』
 1 賛寧の『筍譜』に引用する『荆楚歳時記』
 2 宋代の筆記(学問的随筆)に引用する『荆楚歳時記』
 3 『崇文総目』の『荆楚歳時記』
 4 『郡斎読書後志』と『直斎書録解題』の『荆楚歳時記』
 5 『通志』藝文略の『荆楚歳時記』
 七 本章のまとめ
第二章 『藝文類聚』所引の『荆楚歳時記』
 一 はじめに
 二 『藝文類聚』所引の『荆楚歳時記』の検證
 1 正月七日、人日。七種粥。綵の人勝。華勝
 2 正月十五日、豆糜を作り、門戸を祠る
 3 正月十五日の夕べ、紫姑神を迎え、諸事を占う
 4 元日より月晦に至り、酺聚飲食す
 5 寒食
 6 盂蘭盆
 7 桃は五行の精
 三 杜公瞻撰『荆楚歳時記』の成立時期
 四 宗懍撰『荆楚歳時記』の成立時期
 五 本章のまとめ
第三章 『荆楚記』の逸文
 一 はじめに
 二 『玉燭宝典』所引の『荆楚記』
 1 元日、庭前に爆竹する
 2 謝霊運の造花の仏花
 3 竹箸を燕に擲る
 4 寒食の疾風甚雨
 5 夏至と五月五日の筒糉
 6 伏日の湯餅
 7 六月の氷鑑
 8 七夕の乞巧
 9 八月一日の天灸
 10 十月朔日、黍臛を為る
 11 冬至の赤豆粥
 12 臘日に竈神を祭祀する
 13 臘日の夜に蔵鈎の戯を行う
 14 歳暮の送歳行事
 三 『初学記』所引の『荆楚記』
 1 百草を蹋む。艾の人形
 2 歳暮の送歳行事
 3 宿歳の飯
 四 『白氏六帖事類集』所引の『荆楚記』
 1 社日 
 2 百草を闘わす
 3 歳暮の送歳行事
 五 『太平御覧』所引の『荆楚記』
 1 歳暮の送歳行事
 2 臘日の蔵鈎
 3 宿歳の飯
 六 『歳華紀麗』所引の『荆楚記』
 1 百草を蹋む
 2 屈原を救う
 3 艾の人形
 4 七夕の乞巧
 5 結夏と解夏
 6 八月一日の天灸
 七 その他の文献に引用する『荆楚記』
 1 節木鳥
 2 巻耳(おなもみ)
 3 鶏寒狗熱
 4 屈原、汨羅に死ぬ
 5 蔵鉤(蔵鈎・蔵彄)
 6 人勝(人形の髪飾り)
 7 寒食
 8 臈月(臘月)
 9 湯餅
 八 本章のまとめ
第四章 『荆楚歳時記』の注記と本文の検證
 一 はじめに 『荆楚歳時記』の注記(「一字下げ」箇所)に『荆楚記』の記事がある事例
 1 五月五日、競渡し、雑薬を採る
 2 夏至節の糉
 3 八月一日、小児の額に天灸を施し、眼明囊を作る
 4 九月九日、四民並びに野に藉りて飲宴す
 5 歳暮に蔵彄(蔵鉤)の戯をする
 6 陰氏、世世其の福を蒙る
 二 『荆楚歳時記』の本文(「一字上げ」箇所)に『荆楚記』以外の記事がある事例
 1 元日は三元、正月は端月
 2 鶏鳴いて起きる 
 3 庭前に爆竹し、山臊の悪鬼を辟く
 4 画鶏、桃板、門神(神荼と鬱壘)
 5 屠蘇酒、膠牙餳、五辛盤、敷于散、飲酒の次第、葷を食わず
 6 人日の七種粥、人勝と華勝
 7 人日の登高
 8 立春、髪飾り、〈宜春〉の字
 9 正月十五日、豆糜を作り、門戸を祠る
 10 正月十五日の夕べ、紫姑神を迎え、諸事を占う
 11 元日より月晦に至り、酺聚飲食する
 12 春分の日に戒火草を種える
 13 寒食
 14 五月は悪月、牀と薦席を曝すを忌み、屋を蓋うを忌む
 15 五月五日を浴蘭節という。百草を蹋み、百草を闘わすの戯あり
 16 伏日の辟悪餅
 17 七夕乞巧
 18 九月九日、四民並びに野に藉りて飲宴す
 19 十月朔日、黍臛を為る。秦の歳首
 20 鹹葅(漬物)
 21 十一月、蘘荷を塩蔵する
 22 冬至、赤小豆粥を作る
 23 十二月八日を臘日とする記事
 24 臘日の蔵鈎
 25 臘日に竈神を祭る
 四 『荆楚歳時記』の本文(「一字上げ」箇所)が杜公瞻が造作した記事と想定される事例
 1 寒食の日、闘鶏をする
 2 盂蘭盆
 3 九月九日、四民並びに野に藉りて飲宴す
 五 本章のまとめ
第五章 屠蘇酒と七種粥(七草粥)
 一 はじめに
 二 屠蘇酒
 1 屠蘇酒の初見『小品方』の屠蘇酒
 2 『雑五行書』の屠蘇酒
 3 『玉燭宝典』の元日酒
 4 『荆楚歳時記』の屠蘇酒
 5 『荆楚歳時記』の元日の食膳記事
 6 杜公瞻が附加した屠蘇酒と膠牙餳
 7 孫真人(孫思邈)の「屠蘇飲論」
 8 孫思邈の『備急千金要方』の屠蘇酒
 9 『四時纂要』の屠蘇酒
 三 七種粥(七草粥)
 1 『荆楚歳時記』の人日記事
 2 『玉燭宝典』の人日記事
 3 「又造華勝、以相遺」
 四 本章のまとめ

本書のまとめ

図版目次:
 口絵1 「秦婦吟」(巻子本 巻首部分):敦煌文献・伯三三八一
 口絵2 『玉燭宝典』巻一・正月(「其月十五日、則作膏糜、以祠門戸」の部分): 国立国会図書館蔵・デジタルコレクション
 口絵3 『玉燭宝典』巻十二・十二月(「十二月八日、沐浴」の部分): 国立国会図書館蔵・デジタルコレクション
 1 「秦婦吟」(巻子本 巻末部分): 敦煌文献・伯三三八一
 2 『文昌雑録』巻三所引の『玉燭宝典』 : 乾隆丙子(一七五六)版 雅雨堂本
 3 『白氏六帖事類集』巻一「正月十五日第四十・紫姑卜」 : 南宋・紹興刊本 新興書局印行
 4 『文昌雑録』巻1所引の『異苑』(「紫姑神」引用部分) : 乾隆丙子(一七五六)版 雅雨堂本
 5 蒼耳(巻耳:オナモミ):『救荒本草』巻四草部「葉及実皆可食」
 6 方相氏 :『中国陵墓雕塑全集』(陝西人民出版社 二〇〇九)
 7 防風:『救荒本草』巻一草部「葉可食」
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