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全譯論語集解 上巻
上製
渡邉義浩 主編
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出版社:汲古書院 |
出版年:2020年05月 |
コード: 332p ISBN/ISSN 9784762966644 |
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◎本書は、正和四(1315)年清原教隆写『論語集解』十巻公益財団法人東洋文庫蔵(以下、通称である正和本と称する)を底本とする。正和本は、汲古書院より『論語集解』(一)古典研究會叢書漢籍之部第四巻(2017)、勉誠出版より『重要文化財論語集解正和四年写』(2015)として影印されている。(中略) ◎『論語集解』には、正和本のほかに、正平十九(1364)年堺浦道祐刊『論語集解』十巻大阪市立図書館蔵(以下、通称である正平本と称する)がある。正平本は、正平版論語刊行会によって『正平版論語集解』(1933)として影印され、武内義雄による「正平本源流攷」が附されている。武内によれば、正平本は、正和本と同様、清原教隆の本に基づくという。正和本は書写資料であるため、刊本との相違を確認する必要を鑑み、正平本を参照した。(中略) ◎正和本は書写資料であるため、多くの異体字や書写体による表記がみられる。翻字に際しては、おどり字は当該の文字に改め、これらの細かな文字の異同を反映せずに、正字で統一した場合がある。また、正和本には、訓点のほかに多くの書き入れがあるが、本書の目的上、書き入れについては翻字していない。これらについては底本を参照されたい。 ◎『論語集解』は、のちに梁の皇侃の『論語義疏』および北宋の刑 『論語注疏』において底本とされる。このため、本書はこれらの朱熹『論語集注』以前のいわゆる「古注」を解釈の際に参考とした。
目次 はじめに/凡例
解題 何晏と『論語集解』
論語序 学而第一 爲政第二 八佾第三 里仁第四 公冶長第五 雍也第六 述而第七 泰伯第八 子罕第九 郷党第十
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