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後漢・魏晋簡牘の世界 上製
伊藤敏雄 関尾史郎 編
出版社:汲古書院
出版年:2020年03月
コード:   312p   ISBN/ISSN 9784762966606
 
価格 8,800円
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本書は、2013年~2016年度日本学術振興会科学研究費補助金・基盤研究Aによるプロジェクト「新出簡牘資料による漢魏交替期の地域社会と地方行政システムに関する総合的研究」による研究成果を一書に編んだものである。従来、後漢から魏晋時代にかけての簡牘史料と言えば、後漢初期に属する居延などの西北辺境地域の遺構で出土したわずかな例をべつにすれば、各地の古墓から出土した喪葬用のものと、やはり西北辺境地域である楼蘭で紙とともに発見されたものとに限られていた。しかしこの四半世紀の間に各地で出土した簡牘史料は、その質と量の両面において、後漢・魏晋時代史研究の史料状況を根本的に転換させるものであったと言ってよいだろう。またこれら新出の簡牘史料により、旧来の楼蘭出土簡牘(の研究)も見直しを迫られることになった。(「はしがき」より)

目次

はしがき 関尾史郎
凡例
出土史料の主要テキストとその略号

第一部 走馬楼呉簡の世界
臨湘県の地理的環境と走馬楼呉簡 安部聡一郎
「嘉禾五年貧民貸食米斛數簿」について 熊曲(小野響 訳)
走馬楼呉簡「史潘慮料刺中倉吏李金所領嘉禾三年雜米要簿」に関する一考察 楊芬(石原遼平 訳)
走馬楼呉簡吏民簿の編製時期について 鷲尾祐子
走馬楼呉簡から見た孫呉の塩政 蘇俊林

第二部 後漢・魏晋簡牘の諸相
長沙五一広場後漢簡牘の概観 髙村武幸
南京出土三国呉・西晋簡について 永田拓治
楼蘭魏晋簡の再検討――楼蘭魏晋簡の分類と券の書式を中心に―― 伊藤敏雄
甘粛・臨沢出土の西晋簡をめぐって――訴訟関係文書と「塢」・「塢舎」の理解を中心に―― 町田隆吉
漢簡からみた国家の物資輸送と雇用労働 李周炫
名刺簡をめぐる諸問題 関尾史郎

あとがき 伊藤敏雄
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