薬の都富山の漢籍と漢学 藩校広徳館とその蔵書
上製
磯部彰
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出版社:汲古書院 |
出版年:2021年06月 |
コード: 412p ISBN/ISSN 9784762936586 |
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薬都富山の教育と図書の成り立ちをその蔵書からたどる!
目次: はじめに 戦国大名と漢籍和書の関係をめぐって/富山藩の学問所広徳館と蔵書研究の目的と意義/富山藩広徳館をめぐる研究の流れ/本書の内容とその手順
第一章 富山藩の始まりと学問 初代藩主前田利次の家格意識と名物/調度品としての書籍と御成/前田正甫と将軍徳川綱吉の儒学時代 コラム1 前田家江戸藩邸の金箔瓦 コラム2 前田利保夫人の嫁入り道具――広島藩浅野家と富山藩前田家――
第二章 富山藩の藩校広徳館の設置とその沿革 藩校広徳館の設置/広徳館と歴代藩主の係わり コラム3 七日市藩前田家と藩校
第三章 広徳館の設置場所 古地図で見る初期広徳館の位置/富山城三之丸時代の広徳館
第四章 広徳館の教育と組織 学校組織としての広徳館の規定/広徳館の教育内容
第五章 富山藩下の出版文化と広徳館の出版物 江戸後期における富山城下の雕版と印刷〔富山藩内の俳諧愛好と出版/富山藩内の売薬版画と出版〕富山藩と広徳館の出版物〔『東渠公詩集』/広徳館蔵版『曽子孝実』/『本草通串』及び『本草通串証図』/広徳館校正四書五経〕 コラム4 広徳館四書五経の書誌について
第六章 広徳館の名物教授と漢学 前田利与時代の儒学者と漢詩/前田利幹・利保時代の儒学者と漢詩 コラム5 『読杜詩愚得』と市河寛斎 コラム6 『越中古今詩鈔』について コラム7 内山家柳原文庫と徳富蘇峰――近代の富山における漢学―― コラム8 篁牛人と中国古典文化
第七章 広徳館蔵書の行方 広徳館時代の書籍目録/国会図書館に残る藩校の蔵書/富山県内に残る藩学校旧蔵書/蔵書印に見る藩学校蔵書の移動/まとめ コラム9 内家文庫印と敬斎所蔵印 コラム10 「沙蟹堂蔵書」印のある漢籍和書について コラム11 前田邦寧について コラム12 新川県教員講習所から富山大学までの蔵書印の変遷新史料と解説 コラム13 東北大学にある前田家関係資料 コラム14 「富山藩家老近藤家系譜」について
資料所蔵先一覧/あとがき/人名・書名索引
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